モーヲタとジャニオタ比較論(その2)

まあ、それだけだとつまらないので、一応、用語解説的にいろいろと。 とりあえずこちらのコラムに絞ります。

JUNEとかの耽美系(ALLANとかもそうでしたっけ?)雑誌って、中学だったか高校時代とかに何度か読んだことありますけど(笑)、本田恭章とかデビッド・シルビアンの全盛時代だったかなあ...で、あれが最初期のムーブメントだったんじゃないかと思います。ホモネタのターゲットは今でいうところのGacktとか及川光博の様な耽美系なロックミュージシャンが王道で、それに洋楽のミュージシャンなどが続く印象で、ジャニーズ物って記憶が無いですねえ...
当時は「たのきんトリオ」が全力投球状態(笑)でしたから、対象物には成り得なかったのかもしれませんねえ。
(SMAP×SMAPヤンヤン歌うスタジオのパロディみたいなコーナーやってますよね?あの時代のジャニーズはどう考えても、妄想困難だと思いますよ(笑)。)
あと関係ないですが「土方もの」や「義父と息子」なんてシチュエーションは当時からあったような気がします(苦笑)。つまり王道路線と、リアルなホモ雑誌を読みこなそうという、二つの流れがあったのかもしれませんね。

やおい」は漫画同人誌方面から出てきた言葉。内容はキーワードの通りですが、起源が1979年ってのはちょっと疑問です。
近代のアニメブームのルーツともいえる「さらば宇宙戦艦ヤマト−愛の戦士たち−」が1978年(テレビランド増刊号別冊としての「アニメージュ」創刊時期でもある)で、当時のアニメ系同人誌は作品評論が主体。アニパロが市民権を得始めるのは「機動戦士ガンダム」辺りですから。
この言葉が広く使われたのは「キャプテン翼」や「聖闘士(セイント)星矢」に代表されるアニパロ同人誌が一大センセーションを巻き起こし、コミケ以外の同人誌即売会が軌道に乗り始め、男女比が一気に大逆転した1980年代後半から末期以降だったと思いまます。

ジャニーズ系のパロディ同人誌が生まれる土壌がもしあるとしたら、多分にこの時期の少年愛的な発想からなんでしょうね。ちょうどその頃ジュニアからユニットを誕生させるといった流れがTVでも定着しつつあった頃でしょうね。フォーリーブスの「ブルドッグ」がお笑いネタから登竜門的楽曲に変化した時期でもある...のかなあ(笑)。

ちなみに(ふれられてはいませんが)「ロリコン」に対する「ショタコン」は、これもキーワード通りなんですが、出典は明確でアニメ系投稿誌「ふぁんろーど」の編集長(あるいは編集部)が作った造語です。これはもう20年近く経ってますね。

以上(笑)。

実はこの時代(1980後半位まで)までの「おたく文化」は、(美少女モノなど男性専科なジャンルを除いては)割と男女ともそれほどの差は(現在よりも)無かったはずですよ。