モーニング娘。おとめ組/ライブ「モーニング娘。おとめ組初公演〜おとめチック〜」@松戸森のホール21

えーっと、体調悪かったので、最悪欠席ということも考えましたが、さくら組のひと(いつからそーなんだよ(呆))としては、アウェイを見学しておく義務があるだろ!ってことで、なんとか思い体を引きずりながら現地へたどり着きました。

...しかし、会場周辺はなーんにも無いね。コンビニが遠いよ。

で、昼の部と夜の部の間に館内のレストランで食事を取りましたが、ここは松屋(デパートの方)の経営らしく、そこそこ食べれました。ゆったりしていて軽い談笑程度(笑)ならOKでしょう。ちょっと高いですし、喫煙者は問答無用で外ですが(笑)。

今回の観覧ポジションは1階の真中左端(昼)と、3階最前(夜)という状況もあり、いずれにしても参戦ムードというよりまったり観覧ムードという感じで大人しく観ておりましたよ。
で、やっぱり座って見ると双眼鏡ぶれないねえ(笑)。3階ですから見下ろす形ですが、それでも表情は問題なく判別できました、あと鎖骨がクッキリ(わーい(苦笑))。
舞台後ろや袖の方も丸見え状態なので、スタンバイ状態なども判り、そういう意味ではやや美味しい部分もありました。

舞台はさくら組の様に仕掛け(舞台が回るなど)はないですが、その分表に出ている部分が豪華で楽しい雰囲気。

で、観覧した結果ですが、さくら組ファンにはまことに申し訳ございませんが、ライブとしての総合点では、おとめ組の方が数段上でした。

まず、人気あるいは実力的にメインをはれるメンバーが多いこと。
表向きにはさくら組の方に「顔」が存在しますけど、「声」はおとめ組の方が圧倒的に使える。
スパイス的にリードボーカルをとっている石川梨華道重さゆみは別格(笑)としても、結成時からサブメイン的に支えてきた飯田圭織や、ソロとして頑張ってきた藤本美貴潜在的に歌の巧い小川麻琴辻希美、そして次代を担う田中れいなと、要所要所に駒が揃っているので、曲に対する得手不得手が出にくいユニットとなっているんですね。
オールディーズや最新曲まで幅広く聴かせてくれます。

特にサマーナイトタウンの小川麻琴田中れいなは抜群に良い出来。単純に声での選択でしょうが、「もし、あの時代にこのメンバーだったら確実にこの選択肢しかない」という状況下でのペアで、その緊張感が当時の雰囲気に似ているんです。そこには美人だとか年齢だとかは関係ないっていう緊張感、それこそが初期の魅力だったのですが、それを100%ではないにせよ、再現している。
ちなみにこれ、確かゴロッキーズなメンバーでも再現していましたよね。秋のコンサートでしたっけ!?...なので実力はあるんです。ただそれを保持していくことも大切。これは続けていって欲しいですね。

その他の曲構成はさくら組と似た感じで、それぞれ異なる曲が数曲あるといった構成。
(参考:コンサスレFAQのおとめ組さくら組)

登場人物(?)の揃っている「シャボン玉」はおとめ組の方が良く、一方(おとめ組では外された)「AS FOR ONE DAY」はさくら組の方がいい。ここら辺は元々それぞれの特性に合わせた曲なんじゃないか?とも思えてもきました...つーか、最初から分割を想定した曲だったのかもねえ...???

で、その最適化されたセットリストにおいてもさくら組は曲のムラを感じるんですが、おとめ組にはそれが無い。唯一「ふるさと」にリアリティーさを感じにくかった点が残念でしたが、それ以外は水準(相当高い水準ですが)以上の出来です。

数少ない「さくらの方が良い!」と思える部分はダンスの統一性です。おとめ組は個性的なので俺流が多くて統一性には乏しいです。でも、ファンはそういった部分を求めては居ないであろうことも彼女達は知っています(笑)。

モーニング娘。おとめ組/ライブ「モーニング娘。おとめ組初公演〜おとめチック〜」@松戸森のホール21(その2)

長文なので適当に区切りますね(笑)。

以下は各メンバーの印象・評価です。

辻希美は昼夜共に抜群の出来。
シチュエーションコント(?)のアドリブも利いていますし。ダンスパフォーマンスを自己流にアレンジして、客を煽りまくるんですよ(笑)。本来(つーか14人体制で)はアドリブ禁止なんでしょうが、7人体制ではスペース的に余裕があるのか、彼女がコンサートマスター的なことを買って出てるんですね。
以前も指摘しましたが、体力とスタミナのあり余っている彼女は、曲の最中に色んなメンバーに声をかけて、リラックスさせたり励ましたりしているんですよ。今回はさらにそれを一歩前進させた様な雰囲気。
本当にこの子卒業させて大丈夫なのかいな?...って気はしますけどね(笑)。

小川麻琴保田圭二世との呼び声が高く、それは伊達じゃなかったことを証明してくれました。
声が太くて伸びがある。ただハキハキとはしていない部分もあり、そこは課題とは感じますが、もう少し手を加えればメインはれます。彼女のルックスはマイナスではない筈。
ただし、発汗量も保田圭並だったのには参った(いや、それ含めて保田圭ファンだったので、むしろOKなんだけど(大苦笑))。体調万全であれならば、ある種の武器にはなりそうですが(苦笑)。

発汗量では藤本美貴も負けていなかった!
これは嬉しい誤算。そーゆー見方があったのか!...とある種の感動(爆笑)。

大先輩格の飯田圭織はもちろんですが、藤本美貴石川梨華も盛り立て役というか、自分が引っ張っていく役ではなく、後輩を立てていこうとする姿勢になっていたのは意外でした。これで他メンバーが思う存分暴れられる雰囲気を作っているんですね。
一方、さくら組でこれが出来るのは矢口真里吉澤ひとみの二人だけで、さらにそれに全員が気付いているか?...というと疑問な雰囲気。どこかに遠慮があるんですよ。まあそーゆーキャラクターが多いんですけどね(苦笑)。

田中れいなはそつなくこなしている感が強い。上手いんだけどもう一歩エグさというか我が強い方が良いと感じます。ちょっと遠慮しているのかな。藤本美貴あたりに噛み付いて欲しいですね(笑)。

で、その藤本美貴とラブラブ説が囁かれている道重さゆみですが、その辺りもチェックしましたが、ズバリその通り!でした。
なんせ登場時にわざと道重さゆみにぶつかってみたり、曲中に押したり突っついたりしてるんですよ。アイコンタクトも決まってましたし。
地方公演の夜が怖いです。
というか、藤本美貴は意外に正統派アイドルマニアなんでしょうか(笑)? 将来スカウトなんてやってみると良いかもしれませんねえ。女社長として。
もう一人のキーパーソン吉澤ひとみとは異なる好みの様ですし、お互いUFAの女帝となる素質はありますね。藤本女史と吉澤女史かあ...10年後が楽しみだなあ(爆笑)。

その他では、田中れいな石川梨華と、小川麻琴辻希美とのペアでのコンタクトを多く目撃しました。

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そーいえば、終了後「おとめ最高!」とかいうコールが館内を制圧してましたね。
後藤真希メロン記念日級のライブですな。
おめでとう。