モーニング娘。CONCERT TOUR 2003春”NON STOP!”最終公演

行ってきましたよ。
(2003/05/05、13:30〜&18:30〜、さいたまスーパーアリーナ)

まずは座席の位置から。 昼はFCチケット、A6(アリーナ最前)ブロック、ステージ中央やや右よりの10列目。中野サンプラザなどの一般的なホールでは15列程度といったところですか、ステージやや高め、横浜アリーナの10列目と比較しても近く感じます。この会場は後方はアリーナでEブロックまであり、その最後尾は目算120列以上の位置から観ることになりそうですから、充分に恵まれた環境です。
夜はFCチケットだったのですが、スタンドのかなり後方だったので、定価以下で譲り、改めてバックステージ後方を購入しました。勿論正規ルートです(笑)。

昼はほぼ8割の入り、後方のスタンド500レベルの席は販売されていなかった様子。夜は満席でしたね。卒業がかかっているコンサートの最終日の満席は目論見どおりだったかと思いますが、設営などを考えると、昼も行いたい...できれば二日間行いたい...といったところなんでしょうが、スタンド席のチケットは割高感がありますし、購入者の年齢層を考えると、スタンドの上方レベルは3,000円程度でないと値ごろ感が出てきませんね。実際のオークションでもその程度なんでしょうし。
さいたまスーパーアリーナは2駅利用可で入場も分散しているからかもしれませんが、今回はダフ屋が見当たらず、代わりに駅前で「チケットを譲ります*1」とプラカードを持った明らかにファンの方も結構目に付きました。 アイドルコンサートは多分にロックコンサートよりも近い方の割安感・遠い方の割高感が目立ちます。ハロプロ系でも席種によっての差別化(値段ね)を模索していますので、今回は良い教訓となったことでしょう。

以降、夜中心に解説します。
セットリストは下記参照。
http://www.asayan.com/bbs/article/m/morning/2518/ajglds/akylds.html
ここに「Never Forget (Rock Ver.)」が入ります(ラスト)。
飯田圭織はタイトル曲ですね。

また、内容に感動した系の解説は割愛します(赤いサイリウムとか、涙とか)。多分にいろんなところで語られていると思いますので。

バックスタンド席の魅力
わからない方のために一応解説(苦笑)。
アリーナスタイルの会場では360度にわたり座席がありますので、(主に追加席として一般販売される)ステージよりさらに後ろのスタンド席をバックスタンド席というのですね*2
多くの時間アーティストの背中を見る形になるんですが、ステージ後方にも花道(とは言わないも知れませんけどね(笑))が設けているアーティストの場合、曲によってはメンバーが近くに来てくれます。
最後尾でもアリーナB、Cブロックよりは近く、平均的な席よりも高値で取引される場合が多いですね。TVやDVD等で自分の顔が永久保存されちゃうことに成りかねませんが、ボードにメッセージを書いたり、サイリウムなどを使って凝ったことをしたい方にはうってつけでしょう。今回はサイリウムで「圭」をかたどったものが目立ちましたね。
また振り付け好きの方も、左右気にしないで振り真似できますので。お薦めですね。
で、私自身はじめてのバックスタンド体験だったのですが、スタンドが暗くなった直後のサイリウムの光の迫力に圧倒されました。ゾクゾクしますよ(笑)。(目線は若干違いますが)アーティストが客席を見る感覚と同様の気分を味わいました。
これは将来的に、こんなステージ(ここに限らず武道館とか横浜アリーナとか)に立てれば最高だな〜と夢見ているアーティストやその卵たちに、是非とも見せたい光景ですねNHKホールで感動して泣いちゃう姿を見るもの個人的には好きなんですけど、さらに上があることを認識して欲しいですね。この圧倒的な迫力に動じないアーティストに成長する過程において格好のイメージトレーニングになるでしょう。またスタッフも同様(笑)。

娘。たちの体型
また、後ろから見ると体型がつかみやすいですね。
娘。たちの衣装は(体が暑くならないために)肩が露出しているものが目立ちますが、それを背後から観察していると、彼女達がスポーティな体型をしているのが実に良くわかります。よく「モーニング娘。って太めだから」云々と評するビジュアル系アイドルふぁんは多いと感じますが、残念ながらスリムボディではこのパフォーマンスは無理ですね。
これは比較的スリムだと思われている、ある女子プロ(レスリング)の選手が、一般女性と並ぶと太って見えることに似ています。

6期メンバー(藤本美貴亀井絵里田中れいな道重さゆみ)に関して
6期メンバーに関しては、アンコール時に登場、まるでオリンピックの閉会式の様ですね(笑)。以前のメンバーと同様の初々ししいMCでした。
お披露目は「Do it! Now」と「Never Forget」でのバックダンス中心のパフォーマンスでしたが、立ち位置が後方であったため、昼の部ではあまり確認できませんでした。しかし、夜の部では思う存分観察できました。
先ほどのバックスタンドの話とダブりますが、本当の意味での新人さんたちはまだまだ体が出来ていない。まだ背中から肩の部分が丸っこい感じですね。でも一生懸命踊っているの見ると、微笑ましいし、こ〜ゆ〜初々しさを堪能するのもアイドルコンサートの楽しさなんだよねえ...って見るたびに思いますよ。
一方、藤本美貴は筋肉質というか、肩幅も広くきれいなボディラインで、数回のダンスレッスンで本番に対応できるスキルを感じます。しかしこなれたパフォーマンスが、太シス時代の稲葉貴子さんにつんく♂さんが言った一言、「丘サーファー的だ」といった言葉と同じ印象を持ってしまいました。彼女はこの壁を越える必要がありますね。

可愛い系の踊りにシフトしつつある
動きが激しいのは相変わらずなんですが、ポッキーガールズなどのダンスもそうなんですが、全体的に可愛い系のダンス(例えばジャンプで左右をL字型にするとか、L字重要(謎爆))の比率が高くなって来たようにも感じました。

水を飲まないメンバーたち
モーニング娘。およびハロプロのステージ上で水分を補給しているシーンはほとんど見ることができません。
多分にバックステージで水分を充分補給しているんでしょうけど、ここにステージ進行において妨げになるであろう部分を極力排除しようとする、強いポリシーが感じられますね。
一方、松浦亜弥後藤真希といったソロコンサートではミネラルウォーターをステージ上に置いています。これはソロコンサートなので視線が一箇所に集中するのでこれで構いません。しかし、ユニットではMCに身が入らないでしょう。
よって、ステージ進行は極めてシステマチックに進行していきます。

夜の部のアンコールの段取りについて
とまあ、完璧に見えたコンサートだったのですけど...
夜には昼に無い、1回目のアンコール終了後の花束贈呈、メンバー各自の圭ちゃんへのメッセージ、そして「Never Forget」の披露があったのですが、その後の退場方法が圭ちゃんを他のメンバーで見送って(ステージ中央から退場)、さらに他のメンバーがステージ左右から退場という形をとっており、それを以って全てのコンサートが終了(20:30ごろ)という形になりました。
が、これが裏目にでましたね。
会場が明るくなり、「以上をもちましてコンサートは全て終了いたしました」といったアナウンス(女性)や、その後の「会場は21:00より清掃に入ります。最後まで安全なコンサート運営を行いたいと思いますので、皆様のご協力をお願いします」(男性)の会場アナウンスが何度も行われているにもかかわらず、圭ちゃんコールや主にBブロック周辺(出口近く)の自然発生的なグループ(まあ2〜3あったかな)の大コール合戦が延々15分以上続き*3、会場外でもしばらくの間コールがなり止みませんでしたね。
まあ一般人が見たら昨年6月頃の六本木界隈を思い浮かべるかも知れませんね。本人達は至って健全なんでしょうけど。
これがこのライブの唯一の失敗だったかも知れません。
上記の段取りでは、再び彼女がステージに上がることが出来ないのですね。見送った人が再び現れることは無いでしょうから...

2003/05/06、17:30頃追記
項目の一部を解りやすく書き換えました。内容は大幅には変わっておりません。ご了承ください。

2003/07/03、11:00頃追記
フジテレビでお世話になっている「きくち伸」プロデューサーのコメント。
http://www.fujiint.co.jp/BBS/kikchyfactory/sanspo28.html

*1:埼玉県警の私服警官の目も厳しいですし、一般ファンは「譲ります」という表現が良いでしょうね。

*2:市井紗耶香卒業時の日本武道館ライブが、娘。では最初だったかな? 確か。

*3:私が退場したのはその時間まで。彼らは退場する気配が無かったですね。