Yellow Girls/「六甲おろし〜Yellow Girls Version〜」

http://raffine.tdiary.net/20030805.html#p01
うーむ...
産業アイドルですね。産業ロックならぬ産業アイドル(笑)。

かなり記憶があいまいなのでアレですが、産業ロックとは、洋楽系の音楽評論家、渋谷陽一氏が好んで使用した造語で、70年代後期にハード志向なロッカバラード的楽曲(例えば「ホテルカリフォルニア」など)がヒットし、またAORサウンドがブームとなったことから端を発します。
70年代のアーティスティックな流れから解放されつつあった、主にアメリカのヒット至上主義なハードロック系バンドが、その手の楽曲が売れると判断したのか、「売ることだけを目的にした楽曲」大量に制作するようになりました。
この流れは80年代中期くらいまで続きます。
代表的なグループはTOTO、JOURNEY、STIX、FOREGNER、SURVIVOR、REO SPEED WAGON、ASIA(エイジア)、HEART、それとCHICAGOなんかもそうですかね。何を聴いても同じ様に聴こえます。
ヒットの施策として、あちらCDショップや巨大スーパーなどのCD売り場などを訪れた客というのは、本来は別のアーティストの購入を目的にしている(例えばPrinceとかHuey Lewis & The Newsとか)のですが、その客がついでに購入するモノが、この手の産業ロックアーティストなんだそうです。

まあ、これは音楽性の問題であり、アイドルは全ての方が歌を唄っていませんから、音楽性じゃなくって、その子を売り込むための施策を問題にしましょう。
上記の曲は、間違いなく売れないでしょう(笑)。
様は(マスコミへの)話題作りです。

アイドルでも、歌手を本業として活動している子や、現在のU-15の主戦場でもあるモデル(雑誌・CM)や女優として頑張っている子は普通に応援したくなりますよね。多分に皆さんメインで応援している子はそんなタイプの子でしょう。俺もそう(笑)。

でも、そうじゃなくって、事務所の力などを利用してスポーツ新聞や写真週刊誌、それと(始めから)バラエティ番組等に露出することを戦略にしているアイドルがいますよね。
そーゆー子のイベントを偶然見たりもしますけど、実際ファンがいるのか?...と疑ってしまう子がいるのも確かです(笑)。
でも世間は、後者の方を人気アイドルと見てしまいがちです。
これが産業アイドルです。

まあ、これは主観ですし、メンバーの個々の活動を把握しているわけではありませんから、「このメンバーでも頑張っている子もいるんだぜ!馬鹿にするなよ!」的な発言をされると困るんですが(困るのかよ(笑))、あくまでも売り方のパターンとして認識していただけると幸いです。