再発盤に関して

今週はいわゆる再発モノが多いですよねえ。
つーわけで、前項の再発盤に関して簡単に解説を。

これは洋楽マニアの間では、リイシュー(reissue)
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=reissue&kind=ej
って呼んでいます。まあ、そのままなんですが(笑)。
この手の情報で比較的入手しやすいのは「ミュージックマガジン」の姉妹誌的存在である「レコードコレクターズ」でしょう。まあ洋楽中心ですがね。

海外ではRHINO(ライノ)社など、リイシュー専門のレコード会社があり、結構市場的には活性化しているんですよね。日本でもリイシューファンは多いです。(そのコレクターの多い)日本が先行してブームを興していたソフトロックも、アンテナを張り巡らしているのか、海外からの発売も相次いだりもしていましたね。

ちなみに、邦楽のリイシューってその時代の人気アーティストやベテランアーティストモノ以外、あまり馴染みが無かったんですよね。まあ一時期Q盤とかR盤とかありましたけどね。

それでも国内では、その手法を取り入れた(洋楽の輸入などでもお馴染みの)P-VINE社の「おしえてアイドル」とか、新星堂方面で販売しているPARADE&WATANABEレーベルとか、ViViD SOUND社のクローンシリーズとか、マイナーレーベルでも地道にリリースを続けていたのですが、中々承諾が得られなかったりで暗礁に乗り上げた音源は結構あるようです。

でもここにきて(儲かると分かったのか(笑))音源を持っているメーカー自身が重い腰を上げてきた感がありますね。
しかし、このラインナップってちょっと微妙な感じがしますけど(笑)。それと紙ジャケットっていうのもどうなのかなあ(苦笑)。
こちらとしては、1アーティストに的を絞って徹底的にやって頂いた方が助かるんですけどね。中古市場で根強い人気を誇っている(らしい)少女隊オンリーとか。
話に聞くとシングルとアルバムで微妙に歌詞が違うなどのバージョン違いは、当時のアイドルには結構あった様なので、ここら辺の充実振りがポイントのような気もします。

で、聴いたことの無い方(つーか、俺もアルバムを買っていたアーティストは殆どいない状況なので、あんましピンとはこないけどね)へのお勧めは、そうですね...アイドルポップスのフォーマットが定まった感のある時期以降が良いんじゃないかなあ。
そうすると...うーん...桑田靖子以降ですかね。
特に現代アイドルポップス(笑)の参考に購入したいのだったら、少なくともおニャン子以後でしょうね。
今回の東芝EMIなら立花理佐田村英里子以降でしょうか...つーか、田村英里子以降の東芝アイドルっていましたっけ?
ちなみに、当時のEASTWORLDレーベルは、宇多田ヒカルが受け継いでますね。ある意味素晴らしい(笑)。つーわけで、東芝アイドルは宇多田ヒカル*1で決まりだね(苦笑)!!!

参考サイト
from IDOL POPSで、このカテゴリのCDをきれいに纏められたページがあります。
http://www.interq.or.jp/silver/you/idol/shopping.htm
ご参考までに。

*1:つーか俺、宇多田ヒカルの1stシングルを帝都無線のアイドルコーナーでフラゲした経験があるのですが、何か?