田村ゆかり/ライブ「ふぁーすとらいぶ 〜蒼空に揺れる蜜月の小舟。〜」@Zepp Tokyo

行って来ただよ。
(2003/12/28、19:00〜)
ちなみに彼女を観るのは初めて。どーもすいません(苦笑)。

まず会場に着いたのは開場10分前ほど。
予想以上の人に驚かされました。なんでも当日券はなかったとのこと。
そういえばこの日はコミケなんですよね。動員には少なからず影響があった模様で、買い物帰りの方も多数居た模様(笑)。そういえば最後に行ったのは晴海を追い出されて2日開催になったころだから、もう行かなくなって15年位経つなあ(笑)。
入場者の内、FC会員が1,800人強。一般は2階席を含めて700名ほど、計2,500名前後ですから、ほぼ満員ですね。
2,000人くらい入れば...と思っていたけど甘かったなあ(笑)と思いつつ、私は3ブロック目の右端の方で観覧しました。運良く背の高い人が居ませんでしたので。ほぼ満遍なく見ることが出来ました。

ファンサイトでは、『「12/28 Zepp Tokyoをピンクに染めよう!」企画』
http://www.abz.jp/~pirorin/tokubetsu.html
とのことで、9割方ピンクor赤系のサイリウム(orペンライト)に統一しておりました。ここら辺の統率力はさすが(笑)。
まあ個人的には手振り(歌手の手振りのことね)を楽しむタイプで、この手の小道具は持たないポリシーなので、あんまり関係ないけどね。
ちなみに、声優系はあんまし手振りやダンスの真似をするとかってないよね。統率のとれたコールとかが好きなのかなあ?

セットリストは下記参照。
http://d.hatena.ne.jp/marusho/20031228#p4
(サンスト経由で田村ゆかりですか...すごいですねえ。)
しかし「大好きと涙」の盛り上がり方は異常でしたね。アルバムを聴いた段階ではこんなに盛り上がるとは思いませんでしたが(笑)...定番曲となるんでしょうか?

で、内容ですが、完全なアイドルライブですね。ソロ系のアイドルライブとしてはオーソドックスなものだと思います。
本人もそれを意識しているようですね。というのも、MCで「アイドル声優って良い表現じゃないのよ」といった発言があったこと。アイドルって言葉に抵抗があるのかなあ...確かに抵抗がありそうな世代なんですけどね(笑)...そーゆー意味でも1980年後半〜1990年頃のアイドルっぽいですな。
それと、生バンドでしたね。ソロライブは生バンドの方がいいですね。正直これはうらやましい(苦笑)。

ファンのノリは、アイドル系ファンと大差ありませんが、イントロのOiOi〜でジャンプしたり、サビでHyuHyu〜とジャンプするなど、アニメ系のファンのノリは変わらず。無駄に元気です。疲れます(笑)。

ライブは安定感があり、全般的に楽しめましたが、ちょっとした物足りなさも感じましたね。
この年齢の方に初々しさを求めるのはちょっとおかしいんじゃないかと思う人も沢山いらっしゃるかと思うんですけど、そーゆー部分がやや物足りなかった。
また、個性と言うか、彼女の色が少し解りにくい印象でした。これが次回の課題でしょう。
色と言えば、中盤にC/Wや今回のアルバム曲などのややジャジーな曲が入ったのですが(黒いドレスのあたりですかね)、サウンド的には彼女の本来の好みなんでしょう。そういった曲をメインに持っていきたいのか、アイドルっぽい後半の曲中心で行きたいのか、前半・中盤の(シングル曲にある)ドリーミーな感じで行きたいか、今回は衣装で曲のカラーを分けていきましたが、ちょっと分けすぎた感もあり、統一感を持たせながら、そこら辺をすこし整理したほうが良いですね。

彼女のMCで「あれをやってくれないのは困るみいたな書き込みはちょっと...」みたいなことを事前に言われると、こちらとしてもちょっと困ったりもしますけどね(笑)。まあそれでもあえて書きますが、個人的には、コレクションアルバムの新曲「Angel Pride」と「メロディーフラワー」、それと同アルバムのド演歌ならぬドアイドルポップスサウンドの「WE CAN FLY 〜Solo Flight〜」や1970年っぽい香りのする「指切りしよう」、D.C.のキャラクターソング「月の魔法で恋したい」あたりがセンスのいいドリーミー系な楽曲なので、そういう曲も唄って欲しかったですね。
まあ現実問題として、一般的にライブはオリジナル(シングル・アルバム)楽曲重視なので仕方ないですけどね...ここら辺が欲張りなファンと彼女との微妙な距離感なのかもしれませんが...