2003年のMY BEST(苦笑)
昨年を振り返って、とりあえず私のお気に入りの10曲を選びました。
順不同...ではありません(笑)。
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二段跳び/ホワイト☆ストーム
(シングル「パラダイス銀河」より/2003.01.01/SJCA-5021)
4分48秒の珠玉のポップチューン。
こーゆー曲に巡り会うって喜びは、アイドルマニアつくづくやって良かったなあって思う瞬間でもあるよね。
曲も秀逸なんですが、照本文奈(だよね?)のボーカルは本当にキュートでドリーミー。高橋麻里奈とまた違った意味で甘くせつないボーカル。アイドルポップスを唄うためだけに存在する声質。これが切なさと重なり合って絶妙のサウンドになっています。
ただ残念なのは、彼女たちのサイトが(ファンサイトも含めて)閉鎖されてしまっていること。多分にもう生では聴けない。それを考えると余計に切なくなりますね。 -
Identified/Springs
(シングル「Identified」より/2003.09.03/TOCT-4585)
2003年に「ユニット名未定」として緊急デビュー(何だよ緊急って(笑))したものの、番組(深夜戦隊ガリンペロ)が終わってしまったり、売る気のない(?)カバーソングを唄われたりと散々な思いをしていた彼女たちですが、秋にようやく(半ば念願のアニメ主題歌として)のオリジナルソングを発表。
曲は往年の名アイドルユニットribbonがピーク時にリリースした様なドライブ感あふれる曲調。まさに1990年代調の佳曲に仕上がっています。
PVはアニメ(ゲーム?)イベントの様子を映しているだけのものですが、ブリティッシュポップファンでもある私からみて、逆にこーいった作風の方が余計なものが無くって良いですね。なので今年一番のPVですね(大苦笑)。 -
AS FOR ONE DAY/モーニング娘。
(シングル「AS FOR ONE DAY」より/2003.04.23/EPCE-5208)
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第2回ハロプロ楽曲大賞2003とかいう(笑)人気投票では11位だったようですが、ハロプロファンにはちょっと取り扱いが難しい楽曲だったかもしれません。
この曲はアイドルポップスというより歌謡曲。それも”シルクロード歌謡”というか、”ジプシー歌謡”というか、いわゆる無国籍歌謡に属するものです。
個人的にはこの手のサウンドは「無責任過ぎて」あまり好きじゃないんですけど、それはあくまで大人が歌った場合。逆にモーニング娘。の様なある種大人の事情がわからないようなアーティストが歌ってからこそ、逆に緊張感あふれる楽曲に仕上がっています。
その代表的な箇所といえば、なんといっても楽曲最初にある囁くようなボーカル。多分にこの楽曲の中で一番難しい部分を、多分に一番下手だと思える石川梨華に唄わせているところでしょう。上手い人がここを唄うことはあまりにも平凡、下手でも味があるボーカルを優先する姿勢、ここにつんく♂の機転というかスパイスが効いていますね。この部分は2〜3曲アイドルポップスを作りましたよなんて作家には考えもつかないでしょうね。 -
You'll be my boy/Tommy ☆ angels
(シングル「You'll be my boy」より/2003.12.17/DFCL-1123)
私は次女と末っ子が好き。ああ、次女の髪の毛を抑えるヘアピンになりたい(笑)。
あ、そんなことはどうでも良いですね(苦笑)。
この曲は、Tommy february6の楽曲の延長にあると思うのですが、単なる洋楽のパロディにしか見えない(笑)Tommy february6と違って、(彼女よりも)7〜10歳程度年少でかつ20歳前後の女性でユニットを構成しているため、曲に感情移入しやすく、曲が生き生きしている様に感じます。やはり現役の女の子の方がいいよね。たまんないよね(笑)。
また、とてもドリーミーなブリッジ*1からサビではなく間奏へいく展開がすごく好きですね。
1980年代洋楽志向からやや和製アイドルポップスにシフトしつつありますね。確実に。でも良い傾向だと思いますよ。
Girls Talk1/2もドリーミー(大苦笑)。
参考:
http://www.vesta.dti.ne.jp/~ciloas/tommy/produce.html
本名は???なんですかねえ... -
心配かけてゴメンね?/野川さくら
(シングル「D,C.〜ダ・カーポ〜 キャラクターイメージソング Vol.1」より/2003.08.27/LACA-5193)
ここで声優系がリストアップするあたりが、このblogらしいところ(笑)。
「Sakuraマジック 〜しあわせになろう〜」とどちらにしようかと迷いましたが、純粋に素直な楽曲であるこちらにしました。
アイドル声優系の楽曲はパーソナルな魅力を引き出す手法として、1980年代っぽさを出すことが多いのですが、この曲もベクトル的にはそちらを向いているでしょうね。
1980年代のアイドルはアイドルのコンセプトを予め決め、それに従った楽曲やサウンドをあてがう方式が中心だったのですが、いかんせん彼女たちはナマモノ、つまり多感でありすぎたがために、素直に「はいそうですか」とはならなかった場合も多かったんじゃないかなあ。
しかし声優は既に大人の女性、なので逆に、その時代のコンセプト重視のサウンド作りがこの世代だから出来るといった強みがある。この曲を聴くたびにそう思えてきますね。
という訳で、彼女の魅力に関係のないものは全く存在しない、徹底的に贅肉を取り去ったシンプルなサウンドの上に、彼女の澄んだ声が乗っかる。これが全てですね。 -
Heartbeat/Priere
(シングル「Heartbeat」より/2003.04.23/BRDF-3001/Indies)
個人的にはカバーソングに対してとても厳しい評価をしています。
埋もれてしまうにはあまりにも惜しいシングル曲やそのB面(C/W)、あるいはアルバムの一曲をピックアップする才能は必要だし、それは評価できますが、あまりにも過去の大ヒット曲などの邦楽カバーを安易にし過ぎる傾向には興醒めしてしまう今日この頃です(笑)。
その中でこの曲をピックアップしたスタッフは高く評価したいですね。
まだまだ無限の可能性のある彼女たち、2004年は飛躍の年にしたいですね。 -
がんばっちゃえ!/モーニング娘。+ハロー!プロジェクト・キッズ+後藤真希
(アルバム「仔犬ダンの物語 オリジナルサウンドトラック」より/2003.02.14/EPCE-5197)
(アルバム「No.5」より/2003.03.26/EPCE-5206)
この曲はひたすらドリーミー。ドリーミー指向な楽曲っていうのは、こーゆー曲を指すのですよ。
正に夢の世界。PVも夢の世界(笑)。運動会を見た後でこれを見ればよく解るよね。癒し系だわ(笑)。
ちなみに「仔犬ダンの物語 オリジナルサウンドトラック」のバージョンは5分8秒、「No.5」は4分40秒で、「No.5」バージョンはややレベルが全体的にオン気味ながら、エンディングがフェードアウト。一方オリジナルサウンドトラックの方は、きちんとエンディングがあります。 -
Wanna be your girlfriend/樋井明日香
(シングル「Wanna be your girlfriend」より/2003.11.19/AVCD-16043)
Tommy february6の楽曲から2曲目のランクイン。
Tommy ☆ angelsがちょっとお姉さんのドリーミーな世界から、こちらは一転キュートな世界を展開しています。
よってMALIBU CONVERTIBLEも、本来の洋楽指向的な楽曲に仕上げていますね。年齢相応の展開ですが、まだキャラクターが見えない状況ですから、これはこれでOKでしょう。 -
スウィート ドーナッツ/Perfume
(シングル「ウィート ドーナッツ」より/2003.08.06/BEHV-0002〜3/Indies)
アミューズが送り出した本格派アイドルポップスユニット。典型的なキュート&キャッチー指向のテクノ歌謡ですね。
広島時代の楽曲はキャラクター重視の内容で、それはそれで満足のいくものでしたが、今回はさらにBEE-HIVEとしてダンス重視の楽曲を与えられて、本当に活き活きと踊っている彼女たちを見ていると、幸せな気分にさせられますね。
2004/01/03にはBOXXで初のソロライブがあるとのこと。気になる人は観に行こう(笑)。 -
Painting/route Φ
(シングル「Painting」より/2003.07.23/YRCN-10014)
いやはや、腐っても高橋麻里奈ですなあ。
曲はややバラード調で、1st/2nd元気さに欠けるものの、J-POPでも屈指のドリーミーボイスの高橋麻里奈が唄うと本当に良い曲になりますね。
うーん...2003年はつんく♂氏のスランプもあって、ハロプロ系でこれは!って思う曲が少なかったですね。2004年は奮起してもらいたいものです。
皆さんは何曲知っているかな(笑)?
*1:Cメロとも言う。詳細は、
http://homepage1.nifty.com/tadahiko/GIMON/QA/QA239.HTML
参照。