NEET注意報

ニートに関する産経新聞の記事が、Yahoo!トピックでTOPでとり上げられていますね。
これっていわゆる英国病と関連あったかもしれませんね。うん、記憶どおり。長期の不況で徐々に労働モラルが低下するってシナリオは近いですね。
ブリティッシュロックがパンク・ニューウェイヴとして再度花開いた1980年前後の英国の若者文化からそんな匂いを強く感ておりました。ある意味アナーキーでハングリーなんですよね。

ただ日本の場合は荒廃感がある他国と比較して、消極的な印象をより強く感じることができます。
「少ない額でも今を気楽に生きていければいいや」的な発想からフリーター(夢を追っかける系じゃないフリーター)という労働形態が生じたように、さらに進んで「働かなくても生きていけるよ」的な考えになってきます。

つーか、このタイプの人間って昔から私の周りに結構いるんですよねえ。
というのも私の祖父の代まではちょっとした地主で、まあそんなに大規模な土地を持っているという訳ではないですが(笑)、実家周辺が昭和50年前後にベッドタウンとして人口が急増したため、本家が一種の土地成金になったのです。
なので、彼らは働いていません。いや、周りの親戚から良い職をコネで斡旋してもらっても続かないんですよ。ラクして儲ける手段を見つけたので...ただ、そろそろ底をつくだろうとは親戚周辺ではちょくちょく話題に出ておりますが。
ちなみに私の両親は、幸か不幸か多人数兄弟の下の下の方でしたので、自分の住むところに困らない程度の土地しか戴けませんでした。よって普通の暮らしをしております(苦笑)。
まあ上記の例は親がお金持ちのパターンですが、そうじゃない場合でも、ヤバかったら土地を売って生活しようだとか、生活保護をあてにしようだとかという他人任せパターンが目立つ。
それと何か精神的なダメージを追ったのだとか、単に過保護に育てられて無気力にダラダラ過ごしてしまっているだとか...というモチベーションの低さがNEETを呼んでいるでしょうね。

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で、ここ恒例の、無理矢理アイドルと結びつけるのはアレなんですが(笑)、ハロプロやグラビアアイドルファンを初め、これだけアイドルファン人口が増えてくると、生活のその殆どがアイドル一辺倒となってしまう危険性と紙一重なんてひともいらっしゃるでしょう。
多くの方は自分で稼いだ金の一部分(あるいは大部分(苦笑))を、活動費(笑)に充てていると思いますが、そうではなくここでいうNEETに属する方も、多分に少数ではあると思いますがいらっしゃるでしょう。

なので、マスコミの恰好のエサですな。

何か猟奇的な事件が発生して、その容疑者が(広義的な)ロリコンマニアで、部屋にベリ工とかモーニング娘。のポスターが貼ってあって、さらにNEETである場合、目もあてられません。
今風の言い方だと「歩くキラーコンテンツ」ですな(笑)。

なので、該当しそうな方は、心の準備をしておいてくださいね。