マイノリティーの違い

ジェネジャン見逃してしまいました(笑)。まあ、またどこかでやるでしょう。

が、幾つかのサイトで状況はとりあえず把握。
素直に番組に対して怒っている方や、批判の矛先を同類に向ける方など、さまざまな反応で楽しいです。

その中でも、宇梶氏に関する批判が目立ちます。まあ、前回もそうでしたが。

特にこの意見は、根本的に論者として相応しいのか?という疑問ですね。それは同感です。
犯罪率は無論高いんじゃないかな。例の殺人事件もそうですし。

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まあ、彼はこの手の番組で使われそうな「○○な立場から社会を鋭く抉る」という形で出演を依頼されていると思います。当然ポジティブなイメージで。
で、普通その手のタイプって「わかってくれる人」風なので、一見すべてのマイノリティを擁護しそうなんですが、予想に反してしてくれません。
いや、私は予想通りなんですけど(笑)。

予想通りと書いたのは、個人的に元暴走族のリーダー格で、その後某有名企業の管理職に上り詰めたという方と以前割と近い関係でしたので、思考は概ねわかります。
彼は時たまオタク系な部下と衝突します。最初は何故なのかなあ?...と思いましたが、観察(笑)していて概ね掴めました。

簡単に書くと、不良系マイノリティとサブカル系マイノリティでは立ち位置が違うという点と、「人間らしく生きているか?」という物差しで見た場合どうか?という点。

不良系マイノリティはフィジカル(体と体のぶつかり合い)な面、サブカル系マイノリティはロジカル(理論武装)な面で切磋琢磨したり、自分のステイタスが決定する部分が多々ある。
しかし根本に流れているものは、不良系マイノリティはハート・トゥー・ハートというロジカル(メンタルって表現した方が相応しいかな?)な部分。一方ヲタは物欲というフィジカルな部分だったりする(笑)。
ヲタ同士、族同士だったら左右のバランスが取れるんだけど、両者ではバランスが取れない。当然興味もないし共感も出来ない。そこが痛い。

また、彼らが更生する場合、人間らしく生きたい...みたいな状況になりやすい。元々そういうものに飢えているから。
だからヲタに対しても「人間らしく生きているか?」という物差しで計ってみたがる傾向がある。そこにヲタがいつも通りのロジカルな理論武装を行っても、それはエクスキューズに聞こえてしまう。

この部分を押さえておけば、両者は普通に対話できると思います。宇梶氏もこの世界の人間だし、サブカルな部分も多々持っていると思うので、普通にマニアックな話も出来るとは思います。

まあ、この番組じゃあ、それぞれの役割があるでしょうから無理なんでしょうけど...

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そう考えるとアイドル系って、まだまだサブカルチャーとして未熟なんじゃないかと思えてくる。
とほほ(苦笑)。