マナー問題(その5)

わんこ☆そばさんの...

 「俺、ハロプロファンの話なんかしたか?」

なんかことごとくハロプロに結び付けられてますが。

この発言で、何故「表面上」噛み合わないかがなんとなくわかりました。
判りにくくてごめんさい。
タイトルは単に「マナー問題」となっていますが、話の発端やカテゴリ([]の部分)を見ていただければわかるとおり、このトピックでは「ハロプロファンのマナー向上」について考えています。
よって、どうしてもハロプロが絡んでしまうのですが、それは自然な流れだと思っていただければ幸いです。まあ、そういう「フィルタ」がかかっていると思って下さっても結構です(笑)。

また、各ジャンルのアイドルについての批判に対する弁護はしていないつもりです。またもし他所でその批判に対する弁護が行われたとしても、それに対する反論は(私に損害が被らない範囲であれば)多分しないでしょう。
何故かというと、他のジャンルについても併せて向上して欲しいという観点は(このコラムに限っては)ありませんので。

そう、ある意味「いいとこ取り」をすればいいんじゃないかと思っています。

その観点から考えると簡単なのは声優ファン層のフォーマットかなあ...と、まあ半ばEASYに考えておりましたが、そうですね...わんこ☆そばさんの言う閉鎖性・排他的な部分はハロプロファンにも徐々に(現場によっては顕著に)現れつつあるような気がしてなりませんから、それもインポートしちゃったらなあ...って気分にさせられましたよ(笑)。

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以下は引用と、私の意見。
当然ながら「ハロプロの場合はどうか」という話も併記しています。

あんなアフォみたいな商品を文句も言わずバカバカ買ったり、アニメのタイアップがついてれば歌ってる人も曲も関係なくCDが売れてしまうのを見るとね。

ハロプロフォトカードってご存知ですよね。
今夏にスタートしたオマケ企画(?)ですが、気がつけばもうこんなに出ています。
アイドルCDについているトレーディングカードはランダム封入ですが、こちらは(例外もありますが)同一カードが封入されています。特徴はNo.が採番されていることなんですけど、これDVDも対象になっているんです。
なので、同一タイトルを何枚も購入するのではなく、CD/DVDの総てのタイトルをもれなく購入して欲しいという思惑があってのことです。とりあえず半永久的にこのシリーズは続くと思いますのでコンプリート特典はなさそうですが、これ目当てに闇雲に購入するのは個人的には避けたいものです。

「俺だって彼女と接近したいんだ、お前だけいい思いするな、この野郎!!!」ってのと「○○ちゃんは アイドル を一所懸命演じているのだから、それに対してみんなで一緒に一所懸命応援しよう。それに賛同しない方はご遠慮ください。」って同じだと思いますよ。

そう、実はそうなんです(笑)。
後者は考えられる最悪の状況下に追い込まれたひとというイメージなんですが、表面上の違いだけで根底は同じです。
いや、それに伴う行動パターンの違いなんかもあるでしょうが、「なんか理性の塊のような意見」ってのが一番の違いなんです。理論武装で固めちゃっている感じ。
「俺だって...」って方がHeart to heartですよね。そこ(理性の塊)が生理的にキモイって言われちゃうところなんです。わんこ☆そばさんの言う「アニヲタ声ヲタの排他的発想」そのものですよね。

但し、ハロプロの場合、これとは別に女性ファン・ファミリーファンという視点もあるので、後者とはまた違った表現になるでしょうが、ストレートな表現は避けていくでしょうね。
アイヲタ・アニヲタというほど論理的に両極端な立場ではないにせよ、現状は物理的に3つの世界(ヲタ層・女性あるいはカップル層・ファミリー層)が混在していますので、どちらをスタンダードとして考えればいいか?...がキーポイントの一つなんです。

 賛同しない奴が同じシーンにいられるのがアイドルシーンだから。もちろん「空気」は読まなきゃだろうし、衝突するときもあるだろうけど、本能的に妥協点をさぐるというか、住み分ける道をさぐるだろうし。「騒ぐ奴は脇と後ろ」とか。
 不特定多数の人が集まる現場で、考えの違う人がいるのはあたりまえ。それも人の営みだから。そういう主義主張の違う人たちと同じ場所で集ってなんかやる(かやらないを自分で判断する)って社会生活そのものだと思う。

前も書いた、「アイドルが低いのはデビューする度に小さな市場が再構築され、さらにある程度代替わりすることから」ってもう仕方が無いことですよね。でもこれ逆に考えると色んなアイドルシーンが見られるし、そこで経験値が上がっていく。私も現場では普通に空気読んでます。

一方、ハロプロはアニメ系と同様、ドップリ浸かれば浸かるほど金も時間も拘束されてしまう。なので他の世界を見ることは若年層になるにしたがって困難になる。まあこれは「ヲタ予備軍なんだから経験値を上げてくれよ」って話で済むでしょうが(笑)。
問題は、ファミリー層のように安心感を買われて観に来るお客さん。アリーナ級となれば数千人単位で来場する。その親御さんに「子供ために経験値上げてくれ!」って言っても無理です(笑)。

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こう考えてみるとマナーの立ち位置は、ハロプロ系は当然ヲタ同士の最低限のルールもあるでしょうが、それに加え「どうしたらファミリー層や一般層に安心して観てもらえる場を提供できるか?」にあるんじゃないかと。
一方、アニメ系は非常に意地悪な表現で申し訳ないですが、「どうしたら異質な客(=考え方の異なる客)を除外しつつ、程よい客数で楽しい場を維持できるか?」の違いなんだと思えてきます。

つーか、始めからこれを念頭において理論展開すればよかったんだね(笑)。
ちょっと出直してきます。