考察系(その1)

とりあえず今後のために、このページを引き締めるという意味で、簡潔にまとめたコラムをいくつか掲載することにします。今日はこれ。

少し前に海外のアイドルファンサイトを紹介したのですけど、外国人が日本のアイドルポップスを聴く感覚って、日本人が洋楽を聴く感覚とほぼ同じなんだと改めて感じましたよ。

例えば、仮にレゲエファンで「日本産のレゲエは聴かないよ」という人がいたとしますね。でもそれって何ら不思議じゃ無く、本場の音楽が素晴らしく、それさえ聴いていれば別に日本の音楽を聴く必要もないと考えているからなんでしょう。

そうすると逆に「日本でしか聴けない、日本が本場だよ!」って言えるポピュラーミュージックってなんだろうと考えた場合、沖縄音楽などの民族性の高いユニークな*1音楽をポピュラーミュージックとしてアレンジしていったもの除けば、何があるんだろう?...と考えた場合、歌謡曲やJ-POPのとりわけアイドルポップス*2等と呼ばれる系統の音楽にぶち当たる筈なんですね。

ちょっと強引な理論に聞こえるかも知れません。しかし「和製R&B」とは言いますが、「和製アイドルポップス」って言いますか?

で、このアイドルポップスってジャンルの明文化は多分に難しく、作曲技法的にはっきりとしたフォーマットはありません(まあBメロでPPPHができれば何だっていーじゃん!って方も多いとは思いますけど)。日本の音楽シーンは曲のクオリティよりもそのアーティストのパーソナルな魅力を重視しがちで、もしかしたら見た目だけで判断するかもしれませんが、そうすると海外のファンから「これは違うんじゃないか」ってお叱りを受ける可能性もありますね。

*1:唯一の/独自のという意味で使用。別に変わり者ってことじゃあないよ。

*2:ガールポップ系の雑誌がアイドルテイストの強いアーティストを多く掲載するようになってからは、アイドルポップスを「ガールポップ」と呼んでしまう方も増えてきたようですけど。う〜む...