dream@日本青年館

...という訳で詳細です(長文注意)。
(2003/05/10、18:00〜(実際18:15頃〜)、日本青年館)
(2003/05/11、13:30〜、18:00〜、日本青年館)

dreamって過去に一度も行ったこと無いし(笑)。新しく入ったメンバーの名前じぇんじぇんわからないし。まあ最近のavexって必死モード入っちゃってるから、多分に昔の曲なんてもう過去に忘れて、お手軽ダンスユニット的なライブに徹するんだろうなあ...なんて超ローテンションで臨んだんですけど。それを良い意味で裏切ってくれましたよ(苦笑)。
内容は下記の通り。

まず、客席について。1FはほぼFC関係でしょう。2Fについては、追加公演でもある11日の1回目は招待客系で殆どサイリウム無し状態でしたが、それ以外は一般客に混じって半数はふぁんで埋まっておりました。
グッズはTシャツやタオル・サイリウムをセットにしたもの、チェキ、携帯ストラップ、裏面にメンバーたちのコメントが記入されている(印刷)うちわなどです。とくにチェキの人気が高く、枚数制限がお一人様50枚まで(これで1万円)だったため、直ぐに完売したようです。仲間と協力して購入していたひとも目立ちましたね。

コンサートの構成については3部制で、2部の芝居(目算で30分強って感じですかね)を挟んで、1、3部は最新アルバムや過去のヒットチューンを交えた大盛り上がり大会でした(休憩なし)。

で、具体的内容や感想等ですが、ツインテール風に結んだ阿井莉沙(02)ちゃんが石崎真理似て蝶でした...じゃなかった(苦笑)...下記の通りです。
()内の数字はdreamナンバー。

旧作の調理方法
(ここでは3名時代の楽曲を便宜上「旧作」と表現します。)
3名時代の楽曲はノレる曲がある一方、シリアスなバラード調の曲も多く、これをそのまま演ってしまうと、派手なダンスナンバーと比較しても地味な印象がでてしまい、コンサート自体が締まらなくなってしまうことが予想できました。
しかし、これをシリアス風な芝居*1の劇中歌として使用することによって、その楽曲を殺さない手段を模索した様です。普通に歌って欲しいと思っているふぁんも確かにいらっしゃるでしょうが、現勢力を有効に使うためには、これがベターなんでしょうね。
ちなみに芝居の内容は、カフェを舞台としており、そこで明るく振舞う山本紗也加(09)の過去や、恋人が旅立ってしまう長谷部優(08)の複雑な心理を描いたもの。
新加入メンバーでは、山本紗也加(09)がかなりフィーチャリングされていましたが、どちらかというと長谷部優にウエイトを置いた舞台でしたね。

橘佳奈(07)の魅力
一方、1・3部では、2部の長谷部優(08)サイドではなく、全体的に橘佳奈(07)サイドとも表現できる内容でした。
元々歌唱力もダンスの評価も高い(と思われる)彼女ですが、3名時代ではそれほど私の中では意識した存在ではありませんでした(苦笑)。
しかし彼女は現メンバーの中でもリーダーなんですよね?
リーダーというのは「縁の下の力持ち」的な要素が強く、自分は控えめにして、他のメンバーをいかにプッシュさせるか?...といった方向性に走りがち(ハロプロ系は特に)で、私的には「もうちょっと前に出て来いよ」っていつも思うんですけど。しかし彼女の場合は自分のパワーを全面に出しながら「ついて来いよ!」って引っ張っていくタイプですね。もちろんそれはソロパートが多いってことでもあるんですけど、与えられたものを無難にこなすって感じじゃない。こーゆー子は観ていてほんとに気持ちがいいね。もう途中から彼女だけ見ていればいいやって感じでしたよ(大苦笑)。
それに明るい。これは昨年のa-nationでも少し感じていましたが、自分のメンタル面の充実ぶりだけじゃなくって、スタッフとの意思の疎通も充分に出来ている証拠なんじゃないかなあ。
私の思っていたイメージとは正反対で、これが一番の驚きです。本当失礼しました。ふぁんの皆様。お詫びして訂正いたします...って感じです。
ほんと、一番輝いていますね。彼女。

分かりやすい振り付け
曲のみを聴く分には、旧作と新作の微妙な温度差を感じていましたが、ライブではそれは然程感じませんでしたね。何故でしょう?...それは判り易い振り付けの多用なんでしょう。
モーニング娘。でも人気絶頂時にはこれを貫いていたのですが、最近ではより複雑なダンスにチャレンジって感じで、ふぁんを置き去りにしています。
「振り付けのわかりやすさ」って、avexの得意分野なんでしょう。これはライブを一体化させる大きな要因です。現時点のアイドル系のライブでは一番判り易いんじゃないかな?
初期の振り付けは楽曲に合っていないんじゃないか?...と思ってましたが、今なら充分合っています(苦笑)。

dreamナンバーについて
dreamナンバーについては、各自好きな番号を選んだとのことらしいのですが(新メンバーは50音順ですかね?)、今回のライブを観た限りでは声質によってグループ分けをしたのではないか?...と思わせるくらいに意味があるように感じました。
07〜09のグループ(音域広いが主に低音)、02〜03のグループ(高音)、04〜06のグループ(その他)ですね。
特に山本紗也加(09)は、橘佳奈(07)や長谷部優(08)と相性が良く、結果的に他の(新加入)メンバーより一歩抜け出しています。でも何か、岡田有紀が抜けて小塚さおりが加入した時のような気分にさせられましたよ(わけわからん(笑))。
他の新加入メンバー阿井莉沙(02)阿倍絵里恵(03)高本彩(04)中島麻未(05)西田静香(06)については、まだ割り当てが低く、これからといった感じです。奮起に期待しましょう。

最終日夜の粋なはからい(その1)
5/11は中島麻未(05)ちゃんの誕生日でしたよ(苦笑)。
夜のアンコール時にパースディケーキ登場&「ハッピー・バースディ」ソングの大合唱。運んでくれたのは劇の演出・脚本を書いてくれたスタッフの挨拶も合わせて行われました。
昼はその「ハッピー・バースディ」ソングのテープが不調で流れず。報告のみでしたよ(苦笑)。
この子は貧乏臭いキャラクターが色んな意味でたまんないんですけど、いい子ですね。

最終日夜の粋なはからい(その2)
会場時にチラシ群と一緒に、B4の紙が配られました。表面には彼女たちの新しいマーク、裏面には説明が書かれてありました。

このカードは、スタッフのアイディアでファンの皆様と一緒に
dreamのメンバーを驚かそうという企画で作ったものです!!
最後の最後の曲(バラード曲)の曲中で会場に散っているスタッフの合図で
いっせいにこのカードを上げてください。(ロゴマークの面をステージに向けて)
絶対感動してメンバーが涙を見せるはずです。

皆様のご協力を得て感動のファイナルステージを演出したいと思いますので
是非、ご協力をお願い致します。

dreamスタッフ一同

(以上、裏面に記載されている説明書きより)

「Heart on Wave」のクライマックス時に一斉に上がるプラカード。泣き崩れる佳奈ちゃん。涙ぐむメンバー。アンコール終了後も再度アンコールを求めるオーディエンスの声が鳴り止みませんでした。

2003/05/12、13:30頃追記
dreamナンバーについてを追加しました。

2003/05/12、16:20頃追記
そういえば、11日夜の芝居で、優ちゃん泣いてましたよね。

*1:ミュージカルじゃないよね。これは。