後藤真希/スクランブル

昨日購入(CD限定盤およびCD通常盤*1、DVD)して、今朝から聴いてます。
良い悪い等の判断は各自にお任せするとして。今回の楽曲のポイントを。

まず、アレンジについて。
イントロはメロン記念日夏の夜はデインジャー!」風であること。これを聴く限り後藤真希メロン記念日といったラインが一本で繋がっていると感じます。
これは、楽曲的に似ているというより、お互いの無い物を補完しあいながら、統一感を損なわないようにしよう...という感じですね。
全体的なアレンジは「やる気!IT’S EASY」「晴れた日のマリーン」の系列です。80年代後期〜90年代前期のユーロビート歌謡風ですね。アイドルマニア向けには「PRETTY TRIANGLE」系と表現した方がいいかな(苦笑)。

また、特筆すべきは「つんく♂自身のお遊びボイス」が無いと言う事。”Ah! Ah!”も”Oh! Yeah!”も”Hyu! Hyu!”も”ア〜ン”(笑)も無い。
元々後藤真希系の楽曲は、つんく♂ではなく、後藤真希本人がやっているという印象があるので、「お遊びボイス」の影響下に入っているアーティストではないのだが、最後のフェイク部分を活かす為に、余計なモノはインサートしたくなかったんじゃないかな。
ライブでは若干地味だと感じたのはこのせいでしょう。まあ、あの時は初お披露目でしたので、もう大丈夫でしょう。

詞の内容は極めて具体的。つんく♂氏は割と両極端な詞を書くが、「晴れた日のマリーン」がファンの間で好印象であったので、その方向性を探り出したという感じがします。

曲そのものについては、つんく♂氏の作風でもある、今のライブに無いモノを補完する、あるいは今のライブに厚みを持たせようとスタイルは貫かれていると感じます。どちらかといえば後者により近いですね。
よって、曲調はシンプルなようでシンプルではない。パンチ力には欠けるが飽きる曲ではない。今年の楽曲に多い傾向です。ちょっと内向きですね。

以上。

楽曲制作をつんく♂氏一人に背負わしている関係上、その年に誰に力入っているかは結構簡単に判断可能ですが*2、今年はちょっと見当たりませんね。秋くらいですかね...勝負は。色んな意味で。

c/wは、シンプルながら佳曲。ファンへの大切な贈り物です。
セクシー女塾のコーナーイメージソングですかね?

2003/06/19、11:00頃追記
c/wは80年代のエレポップ調(洋楽)ですね。テクノ歌謡とまではいかないけどね。
まあエレポップって言っても色々あるかと思いますけど、トニマン*3系な感じが少ししますかね。
こっちの方が好きって方も結構いるんじゃないかな。

2003/06/19、19:00頃追記
そうですか、限定盤ブックレットも良いのか...帰ったら開けて見ようっと(苦笑)。
http://d.hatena.ne.jp/makillon/20030619#p1

*1:カタログ番号違うので、私の場合購入します。

*2:メロン記念日は別次元。何故だろうね。

*3:トニー・マンスフィールド