DiGiRECO/Vol.26

DiGiRECOの今月号が配布されている模様です。
http://www.digireco.com/
先月行われたフォーラム(藤岡麻実らが出演)の記事なども掲載されています。
私も昨日ゲットしましたけど、今回は充実していますね。

特に気になったのは巻頭のミニコラム群。

さっきの話の続きみたいになっちゃうけど。
最近のヒットチューンを聴いてみると、若年層向けのポップス(アイドル系を除く)の質の低下が著しい。特にソングライティングの面でちょっとこれはってモノが多い。
特にCCCD化に積極的である某社は、CCCDによるサウンドの質の低下をアレンジでごまかしていて、もう目も当てられない状態(苦笑)。
あそこのライター・アレンジャーは今、自社のサウンドやその周辺の音楽しか聴いていない、その範囲内でしかものを考えられない状態に陥っているんじゃないかなあ。
あの会社がドカーンといったのは、たまたまその音楽の嗜好が一般にシンクロしただけで、それ以外の引出しがないと、ちょっとやばいよね。
売れないのはコピーのせいじゃなくって、質の低い作品を提供しつづける姿勢にあるってことに、気づいてほしいよね。まあ無理だと思うけどさ。

一方、今売れ筋らしい「癒し系」なんてのは、クラシックやジャズなどのジャンルと同様、固定客は多いが変動性に欠けるもので、ロングセラー的な売れ方以外の、いわゆる打ち上げ花火的なヒットは望めない物なんだけど、それが売れているように見えるのは、本来おかしいと思っている。
もっと、ソングライティングやアレンジがきちんとできるプロが出てこないといけないよねえ。

一方、アイドル系はというと、90年代前〜中期の売れない時代に頑張ってきたライター達が花開いている感もあり、結構質が高いので個人的には嬉しいよね。売れるかどうかは別として(笑)。

あ、変な話になりつつあるので、この辺りでやめておきます(笑)。

まあ、そうゆう訳かどうかわからないんだけど、このフリーペーパー、当初はシンセサイザーやハードディスクレコーディングなどのデジタルミュージックが中心だったんだけど、レコーディング全般や今回の様な特集にシフトしてきてますね。
やっぱり人材不足なのかなあ。
人はいるかも知れないけど、時代に振り回されず、そして幅広く音楽を聴いていて、さらに音楽を愛している人が不足しているんだろうね。