柴田あゆみの重要性について

夏休み帰省*1コラム第3弾*2です(苦笑)。
あんましタイムリーな内容ではないのですが(笑)、まあお付き合いください。

帰省中の暇つぶしに、あまり読まずに溜まっていた雑誌を数冊持っていったのですが、その中に、例の「ハロー!プロジェクト新ユニットオーディション」が掲載されているデ・ビュー誌もありました。

で、パラパラめくって気が付いたのですけど、つんく♂氏の他に、安倍なつみ松浦亜弥のインタビューが載っていたのですが、もうひとり意外な人物のインタビューも掲載されていますよね。

通常ならばここは後藤真希なんでしょうが、彼女はミュージックスクールの出身者ということもあり、純粋に未知なる人材を探すことが主旨であろう本オーディションのインタビュー対象者には相応しくないことは明白なので、まあこれは特に問題ないでしょう。

で、そのもう一人とは、柴田あゆみなんですが、それとは別に私自身の頭の中に、彼女に対する幾つかの疑問が既にあって、それとリンクした時、ああって思いましたよ。

その疑問とは、多分皆さんもご周知の事実、メロン記念日におけるポジションですね。これが一つ目の疑問。
様は「彼女+その他」という構成は、彼女以外のファンにとっては、苦虫を噛む思いもあるでしょうが、反面、売れるためには仕方ないよねって気持ちもどこかにあるでしょう。
しかし、それはメロン記念日のみなら理解できるんですが、新生タンポポも例外ではなく、彼女が中心となっている。これが二つ目の疑問。
また、メロン記念日ハロプロ中でも楽曲のクオリティが高いと思っている方も多いですよね?...これが三つ目(笑)。
それと、第6期メンバーオーディションで「赤いフリージア」が課題曲になったのは何故か?...これが四つ目*3
最後に、この件。

これらの、彼女に関する幾つかの疑問を整理すると。このような仮説ができあがります。

彼女のボーカルパフォーマンスは、つんく♂サウンドの標準点的なポジションに位置するのではないか?

標準点という表現は、あまり相応しいかは分かりませんけど、グラフでいうとX・Y軸ともに0のポジションにいるというか、とにかく、つんく♂サウンドの芯の部分を担っているだということです。
表現的に相応しいかどうか分からないんですが、現在の彼女の声はハロプロの中でも理想的です。

確か、彼女自身はデビュー当時、ものすごく歌下手でしたよね(笑)。「甘いあなたの味」はそのお陰もあって、傑作シングルとなりましたけど(笑)。
そーゆーダメダメな子も、上手くなる素質があるかないかは2nd〜3rdシングルを聴くと大体判断がつくのですが、彼女の場合、カントリー娘。の「あさみ」同様に単にぶっきらぼうに歌っているだけで、基礎から勉強すれば大丈夫(かなあ(苦笑))なんて思っておりました。その通り、今ではメインをはれるだけ上手くなりましたね。

上手くなるパターンとして、グループ内での上手い人を真似て育つということがあります。その結果、声が似てくるって良くありますよね。ribbonとかさ(笑)...あ、解り難い例えですね(苦笑)。
ハロプロ系はそれが顕著で、例えば、あさみがりんねの真似をして、歌を覚えていった様に、柴田あゆみメロン記念日の他のメンバーの個性のある良いエキスを充分吸っているんですけど、彼女の場合はさらにシャッフルなどでも好位置をキープし、松浦亜弥後藤真希などのバックアップも経験したお陰で、もう、色んな声が混ざっているんですよね。

結果、「上手くもなく、下手でもない」、今の柴田あゆみのボーカルが熟成されて現在に至ります。

「上手くもなく、下手でもない」って貶しているのではなく、これは凄いことなんですよ。
山口百恵が宇崎竜童のサウンドの中で溶け込んでいったように、彼女もつんく♂サウンドの中に自然に溶け込んでいます。

だから、つんく♂氏が、柴田あゆみにフォーカスを当て、佳曲・名曲群を作っている過程はものすごく理解できるんですよね。
彼女ならハロプロの(つんく♂作品の)全楽曲を唄いこなせるだろうし、彼女が歌えない曲はハロプロには提供しないでしょう。
別の表現をすると「柴田あゆみ中毒」とも言えるかな(笑)。

つーわけで、現在、メロン記念日タンポポなど、彼女の参加した作品は、概ね良い楽曲が多いんですが、これが凡作レベルの作品が続いてきた時点で、つんく♂氏の作品の質が落ちたと判断できるんじゃないかなあ。

*1:と言っても今は仕事中だったりする。帰省中のモヤモヤな妄想を列記しているだけという説有り。苦笑。

*2:第1弾はラジオライフ記事、第2弾はPXC 250レポートだと思って下さい。対した記事じゃあないですけど。苦笑。

*3:実を言うとこの時点で、この考えは纏まっていたんですよ。