後藤真希/ライブ「セクシー!マッキングGOLD」/サンシティ越谷

行ってきましたよ。
(2003/09/27、15:30〜&19:00〜)

この場所は、確か十年以上前の酒井法子さんのライブ以来。実に久々に降りたのですが、想像以上に都会になっておりました。凄いね。

昼は10列目だったのですが、4連番を組みたい方と交換し、その真下の9列目で楽しみました。
彼らはメロン記念日必死系な方々でしたね。お疲れ様でした。
夜は夢の1列目です。ハロプロでは自身2度目です。
春のコンサートが1階後方や2階席だったので、今回は運が良かったのでしょう。

下記はポイントなどをまとめたものです。

客層
気のせいか、客席の年齢層が高くなってる気がします。特に男性。
色んなモノを見た末に、やっぱり後藤真希のライブしかないでしょ!って感じなんでしょうね。
それと女性客も多い。女の子の服にはあんまし興味ないけど、ミニモニ。あややファンの女の子とは違うノリですね。
あややライブでは、特攻服とか全身生写真男とか見かけますけど、こちらは見かけません。よりスポーティーなライブだからでしょうね。

セットリスト
下記参照。
http://www.asayan.com/bbs/article/m/morning/2648/fczpdv/index.html#epbpdv
メロン記念日はCoLの方が先でしたね。これは昼夜同じ。
静かな曲は少なく、最初から最後まで飛ばしっぱなしのスタイル。これはファンにはたまらない醍醐味でしょう。
ごっちんオンリーファンは、メロン記念日で休めば良いし、逆の場合も12〜13曲目で少しは休める。両方好きの人にはたまらないでしょうね。でもファンの多くは熱狂的で慣れている感じでしたね。

回り上下する舞台
舞台は前方は通常の舞台と変わらず、後方に2階(笑)もあります。これはよくあるステージのスタイルなんですが、決定的な違いもあります。
2階へはステージ両端の階段から上がるのですが、2階のと前方の中間部分に『円形舞台』があります。
それは曲によっては時計方向へ回ったり、また曲によっては上下するのですが、円形舞台は2階と同じかそれ以上に高くなることが出来、また円形舞台から2階へ、またその逆へ移動する事も出来、ステージングがより柔軟に行える事が、このライブのスムーズな進行に大きく貢献しているといえます。
また彼女は、とにかくステージを広く使いますね。モーニング娘。がフォーメーションを重視するあまりに、意外とステージを広く使えないのと対照的ですらあります。
それも言われてやっているのではなく、もう自然に身に付いている感覚。
あややの場合は振りにお決まりが多く、それを期待しているファンも大勢いるため、パフォーマンスとしての自由度は少ないのですが、ごっちんの場合はその制約が少ないことも幸いしていると言えますね。

スクリーン
私がことある毎に取り上げるスクリーン上映について。
お色直し時にスクリーン上映がありますが、以前はライブと全く関係のない内容を上映する事が殆どで、休憩と言う意味ではそれでOKなんですが、ブツ切り感を与える意味ではマイナスに作用する時間帯でもあります。それはハロプロ系コンサート共通の問題点ですよね。
しかし、今回は「特等席」で自転車に乗って登場するための前振りとして上手く使用されています。また他もオープニングのイメージ映像や、メロン記念日とのトークコーナーとして使用するのみで、過度な使用はされていません。

お色直し
もうひとつの懸案事項(笑)のお色直しは、その自転車で登場するシーン、メロン記念日のコーナー終了後と、アンコールの時のみ。その他は曲により脱ぐいでいくというパターン。
脱ぐ際も、黒子的なものに頼らず自分でさっと脱ぎ、ゴミ箱(彼女はクローゼットと呼んでいる)の様に衣装を捨てる事の出来る箇所が円形舞台の端に用意されており、そこにさっと投げ捨てるスタイル。
よってムダ時間無しの一本勝負といった感じで、後藤真希とオーディエンスの間の緊張感は最後まで保てた印象ですね。

パフォーマンス
彼女のステージは何度となく見ていますが、コンディションの悪さを言い訳にしないパフォーマンスを展開しますね。
かなり激しいダンスでも、声がぶれる事はまずない。安定感は前回同様。抜群の出来。
一方のメロン記念日は、多分に柴田あゆみのコンディションが良くなかったのか、あまり声が出ていない印象。他のメンバーに安定感があるため救われた部分は大きいのですが、これが対照的でしたね。

そんなごっちんでも
円形舞台→2階へ移動する際、やはり気を使うのか、一瞬声が上ずるシーンがありましたよ。やっぱりそこは怖い箇所なんでしょうね。

1列目で見えたモノ
夜の部は1階1列の中央よりほんの少しだけ左側という、これ以上ない絶好のロケーションで観戦する事が出来ました。
1列目で観戦(笑)する醍醐味って、アーティストの息づかいとか汗とか...うーん変態チックな意味ではなく(笑)、ライブのリアル感をより感じさせてくれる部分が観られることですよね。
で、ごっちん最近痩せたねえ...ってのが、TV等でみた大方の感想でしょう。
でも至近距離(最も近い距離で約2m弱)から見た感じでは、痩せたのではなく極限までシェイプアップされた印象。おなかも割れいるとまではいってないけど、かなりそれに近い。
腕も結構筋肉質で、血管も透けて見える...さすがに浮き出てはいませんでしたけど(笑)。よってダンスの切れが凄く良いし、とても絵になる。
これは中田英寿セリエAで通用しないと感じた後に、肉体改造を行ってせり負けない体を作り上げた時の印象と共通するモノがあります。多分に性格も似ているでしょうし(笑)。
という訳でご心配なく。ツアーが終わればまたふっくらとするでしょう。いや、ふっくらする余裕なんてないかもしれませんね。

また、水分を補給するシーンは照明が消えるのですが、普通のアーティストは水を飲むだけでおしまい。でも彼女は汗を拭くシーンが目立ちます。それもうなじや、髪の毛についた汗なんかも丁寧に拭う。これは自分が汗をかいているシーンをあまり見せたくないと言う彼女なりの完璧主義の現れなんだと思いますが、でもこれが結構セクシー(笑)。
で、それが終わって照明をつけるタイミングを指示する際に、彼女は軽くマイクに息を吹きかけるんですね。これは至近距離からでないと聴こえにくい音なんですけど、それがまた可愛い音なんですよ(苦笑)。

総合評価
前回のライブ(私が見た最後は春の神奈川県民ホール)では100点と言いましたけど、それは彼女のみの点数。
今回はライブ全体の評価として、文句のつけようがないですね。
彼女同様、贅肉を削ぎ落としてシェイプアップされたライブを堪能できるでしょう。
私自身(大物外タレを含め)洋楽・邦楽問わず、20年来いろいろ見てますが、最高峰レベルですね。

次の課題はゲスト無しでどれだけ出来るかでしょうね。これは18歳になったことですし、次へのステップ、新しいリスナーの開拓にも繋がる大きな課題ではありますね。

以上。

で、終了時に行われる好例の”ごっちんコール”について。
オーラスの「スクランブル」が彼女が去ってからももう一度流れますので、そこで再度盛り上がり、終了後のごっちんコールへとなだれ込むのですが、場内では都合3回、開場ロビーや入り口付近でもファン大爆発でしたね。つーか、5,250円は安すぎますよ。

おすすめ。