新人アイドルを証券化、1口5万円で個人出資者募集(その2)

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．．．とまあ、アイドル(単体・企画物じゃなかった(笑)ユニット)の人気度を測る指標として、今後「この子は1口××××円だよねえ」が流行る兆しの昨今ですが(ほんとかよ)、皆様いかがお過ごしでしょうか？

こちらも本題、行きます(意味無く松浦亜弥風)。

いずみちゃんさんの「いずみのにっき」のご意見を先ほど拝見しました。
http://www.izumichan.com/tdiary/?date=20031126#p03
そうですね。同感です。

ちなみに私は投資会社には在籍しておりませんでしたが、その昔、大手企業(メーカー系)下の割と○×振興部門的な法人に、経理担当として在籍しておりまして、そこは割と高級なセレクトショップを運営していたのですね。
で、1996〜97年頃にもなると猫も杓子もインターネットとか言いはじめまして、ここ(私が在籍していた会社ね)と組めばステイタスが上がるという安易な策略のもと、やれ商社だのベンチャーだのから、ネットショッピングシステムの営業が湯水のごとくやってきたのですよ。

そうすると経営陣も一時期のバブルみたいになっちゃって、盲目的にホイホイと始めようとしたのですが、私が無理言ってやめさせました。
もう当時から、ウケるのは書籍やCDなど一部カテゴリーであろうことは、なんとなく予想できましたし、それ以外の商品は投資に耐えられないだろうと判断したのですね。
まだまだシステムも貧弱でしたし。

そーゆー経験を積んできたものですから、投資額にみあうコンテンツを提供できるか？．．．という判断は即時に出来るんですね。
まあ机上での試算の上での1口5万円なんでしょうが、これは単なる楽観思想からはじかれた数字の組み合わせでしかないことは、長年の勘でなくても直ぐにわかりますよね。
その上で、リアルなアイドルファンが果たしてこれだけの金額を支払う(投資じゃなくて単なる支出ですかね(笑))ことが出来るのかという、恋愛15シミュレーションは果たして行っているのか？．．．という単純な疑問の時点で、既に呆れかえっております(笑)。

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まあそれはさておき、私も別に投資する人もされる側(笑)も特に批判するつもりはないです。確かにビジネスですから。
でも個人的にはアイドルファンの心情を果たして分かっているのかコイツらは？．．．って疑問は強く残ってはいます。

基本的にアイドルファンというか、それ以前にそもそも男というのは、ある意味女に騙されることも生業．．．じゃなかった(笑)、許容範囲として生きてるものなんですが、それはどちらかというとメンタルなものであって、物質的なものでは決してないと思うんですよね。
例えばバターしちゃうとか、遠征に行ってまでも同じモノを何度でもみたいとか、2ショットポラの為にもう一冊買っちゃうだとか、つまりはそーゆーことなんだと思います。
商品の様で商品じゃない。
そこが重要。

でも、今回はそういう一線を超えてしまっているから、その時点で私の頭の中では単に物としての対価が見合うかどうかという判断しか存在しなくなっておりますので、このラインナップに5万円は高すぎるというシビアな結論が出てそこでおしまい。
そうですね．．．適正投資額は1口1万円以下でしょう。仮に一人頭2千円としても1万円．．．そんなところでしょうね。

で、それよりも問題はやはりアノ部分、アイドルになりたい人をバックアップすることを喜びとしている(ように見える)某ミニコミ誌周辺が絡んでいるとは、私も驚きです。
まあ、このあたりは事の成行が不透明にも見えますので、「とりあえず驚いた」という事だけにしておきます(笑)。

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それでも、あいも変わらず「物質としてのアイドル」の世界の上で食べている人がいるんですよね。

　「アキバ系（秋葉原に集うアイドルオタク）にはこたえられない特典。サイン本は将来、アイドルが大化けすれば数万円のお宝になる可能性だってある。ファンクラブに入るつもりで投資すればいい」（アイドル鑑定ショップ店員）

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_11/1t2003112616.html

がまさにそう(笑)。
でもそれって、アキバ系じゃなくって、中野系か八幡山系の間違いでは？

つーか、そんな連中ばっかりなんですかねえ？．．．アイドルシーン周辺ってものは。