パクリにも色々ある

昨日、フラゲ記事でSさんのことを書いたら、そのSさんからメールが着ました。

その中の、

小泉今日子といえば、「木枯らしに抱かれて」はお気に入りですが、あれはニック・カーショウの「THE RIDDLE」のコピーだからねぇ(^^;

...が引鉄(ひきがね)となり、パクリ関係の話で盛り上がりましたよ。

そう言えばアルフィーは、当時のNHK-FM渋谷陽一サウンドストリート」で、年に数回特集されていたパクリソング特集(洋楽→邦楽ね)で、毎回「アルフィーコーナー」があったくらいですから(苦笑)...とか。いろいろ。

あの当時の日本の場合、1980年代に当時のトレンドになりつつあった打込系の歌謡曲、特にアイドルポップスには、引用が多かった様で、当時ターゲットにされていたのが、イギリスのエレポップ系のアーティスト達でしたね。
ペットショップ・ボーイズとかね。
当時の歌謡曲は流れ作業的な感じでしたので、楽曲自体の想い入れがあって...ではなく(笑)、多くは教科書的にパクってたのが実情(つーか、そう感じられる曲が多いの)で、今のオマージュとか、リスペクト系の引用とはかなり趣が異なっています。

でも、最近の引用の多くは、盗作の様な悪質なものではなく、アレンジ上のお遊びだったりして、楽しいものが多いです。

これは洋楽の方がはるかに進んでいて、例えばプリテンダーズの1983年の大ヒットシングル「Back on the Chain Gang」。この曲のコーラス(サビ)にモーニング娘。の「恋のダンスサイト」でもお馴染みの「ウ!ハ!」って掛け声が使われているんですが、これの元ネタは、サム・クックの「Chain Gang」ですね。囚人つながりですねえ(苦笑)。こーゆーのはホント楽しい。
遅ればせながら日本でも1990年代辺りから、そーゆー系の曲が出始めてきました。

あ、ちなみに恋ダンの「ウ!ハ!」の引用元は、上記ではなく、ジャンボ鶴田の初期テーマでも有名な「チャイニーズカンフー」ですね。つーか、曲全体は「ジンギスカン」でもありますね(笑)。

なので、今の方が余裕が感じられて楽しいです。
(avexの様な、底の浅い所は除く。)

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つーか、玉置成実の新曲は、はたして「きらきら星」へのリスペクトソングなのかどうか?...は、一向に判断つきませんけどね(爆笑)。