グラビアアイドルの起源と呼称について(その2)

まあ、こんな感じで今に至るんですが、現在のグラビアアイドルの流れは、それとはまたちょっと異なる方面からのアプローチもあります。

アイドルカメラ雑誌カメラ小僧向け投稿写真系雑誌や、小版なアイドル誌BOMB!の二番煎じみたいな雑誌、それとエロ本なんだかアイドル誌なんだか見た目判らない系雑誌(今でもあるよね(笑))が増えて、駆け出しのアイドルおよびその予備軍達が、水着(またはブルセラ)モデルとして登場しはじめてからだと思います。
大体1980年代後期〜末期くらいからの話。
ただ、一般的なアイドルファンとしては、これは単なる駆け出し的な仕事にしか過ぎないといった見方をしていましたので、このジャンルに注目していたのは、どちらかというと青田買い的なものを楽しむ一部の「過去仕事好き」ファンが中心でした。

しかしその後、その一般ファンが求めていた専業アイドル歌手の存在自体が消滅しつつあった1994年頃あたりから、徐々にグラビア専業化の波が押し寄せてきます。
この先頭をきったのは「雛形あきこ」あたりでしょうね。彼女は結局ビクターからCDデビューするのですが、(まあ例外はあるとは思いますが)CDデビュー未定のままBOMB!の巻頭を飾った最初期のアイドルだと思います。

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そう考えると雛形あきこまでは、結構王道スタイルなんですよね。
いつからイエキャブはおかしくなっちゃったんだろう...山田まりやが産業アイドル化してからかなあ。