高橋愛の今後を占う(その4)

とまあ、このような分析をする(いや既に多くのモーニング娘。ファンは無意識のうちにしてしまっている)と、今後のエース的ポジションは彼女には荷が重過ぎ、やがて潰れてしまうかもしれない...という不安を抱くだろう。

じゃあ、こんな女の子に次期エースを任せていいのかよ?

答えはYes。

モーニング娘。ってそういうもんだろ。

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今までの話...というか彼女の立場・性格・そして運命を整理していくことによって、逆に彼女がとるべき今後のプランニングが見えてくるかもしれない。

一つは、キャラクターの希薄な少女を如何にして共感できるスターに仕立て上げられるか?...ということ。
これは意外と簡単で、インタラクティブなメディア(擬似的であればいいのでTVで充分)を通じて周辺の個性的なメンバーとの心の葛藤を描いていけばよい。いわゆるASAYAN的手法ともいえる。古いかも知れないが、愛の種の感動や中澤裕子バッシングは遠い過去の話だ。問題はタイミングと「効果的な」視聴者の獲得だけだろう。

また、そうではなく、役割分担をより明確にしてあげて、歌のスペシャリストに徹しさせるということ。これは消極策だが、第5〜6期メンバーの奮起と、来るべき第7期の輝き次第によってはあり得る話だ。

ここで決してやってはいけないのは、悪役になること。
悪役にはキャラクターが必要。
「ブーイング」はあっても「バッシング」は悪役には有り得ない。

彼女には優等生ではなく、劣等生になって欲しい。