CDの価格がなぜ下がらないのか(その2)

でも今回の件の根幹は再販売価格維持行為の是非では無いんじゃないかなあ。

どちらかというとカルテルに近い話だと思う。
(リンク先の例では小売店が槍玉に上がっているが、今回はメーカーサイドの方。)

何故どのメーカーも似たような価格帯になるのか?
一体何処でこの価格が決まっているのか?
そのカラクリが知りたいんだよね。

再販制度はその商品の販売価格を一定期間維持することを認めるものだと理解しておりますが、毎度毎度どのメーカーも1,000円前後のシングルや3,000円前後のアルバムを出し続けなさいって制度では無い筈...

いや、これも「事実上」再販制度で守られてるよってのなら、もうお手上げなんですが(爆笑)、そうでなければ、そのカラクリによってはカルテルとみなされる可能性はゼロではないでしょう。
また、DVD特典もバンドル販売の一種とみなすとか。
消費者サイドとしてはここから切り崩していくしかないでしょうね。

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ただ難しいのは、この価格設定が恒常化していること、価格で買う性格の商品ではないこと...の2点。業界はこの部分での特殊性を武器にするでしょうね。

でも、この2点はまさに今回の問題の集約点なんですけどね。
価格は比較できますし、高ければやはり買わないですから。