W(ダブルユー)、Berryz工房/ライブ「2004年夏ファーストコンサートツアー 〜Wスタンバイ!ダブルユー&ベリーズ工房!〜」@大宮ソニックシティ

大宮へ行ってきました。
つーか、2週連続でここへ来るとは思ってもみなかっただよ。

実は会場到着が開演の5分前になってしまい、やや焦り気味で席へ急ぐ。
何故ならアイドルのライブは定刻に始まるのが常識で、座席有り無しに関わらず、スタンディングになると自分の席を探すのに一苦労だからね。

ちなみに遅くなった理由はこれ
これは今回のツアーとは関係の無い「納涼グッズ」といわれるもので、花火大会や単発の野外ライブ用に作られたものなんだけど、今回のツアーグッズのTシャツが地味であること、また、後々レア度が高くなりそう*1なので、こちらの方を着ることに決定(笑)。
つーわけで、渋谷のハロショで直前にTシャツを購入。ただ店内は相当混雑しており、引渡しに時間を要してしまったのが遅くなった原因だったりする。今は夏休み中だし大量購入者が多いからねえ...

で、会場内外を見渡すと、お!納涼Tシャツ多し。つーか、みんな考えることは一緒なんだなあ(苦笑)。

オーディエンスは事前に聞いていたとおり、ダブルユー:ベリ工の比率は、6:4程度。
女性ファンは2割弱。法被姿などの濃い出で立ちの女性も目立つ。で、その多くは加護ファン。そうかあ...加護ファンは老若男女このスタイルに行き着くのか...と妙に納得(笑)。
元々辻加護ファンはのめり込む傾向にあり、素人でも容易にマニア色に染まるし、一方のベリ工ファンは元々素人ではないですから(笑)、相当濃い空間が展開されていました。

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さて、セットリストはここ参照。

まあ、色々意見もありましょうが、私は合格点つけても良いと思いますよ。
やっている事は悪く言えばガキのアイドルごっこと、プレデビューのアイドルに良くあるカバーライブなんだけど、そこでありがちなエクスキューズ*2を一切許さない姿勢は流石としか言いようがない。

まず、ダブルユーについて。
文句のつけようは無いでしょう。

大宮でのハイライトは、なんといってもMCで突然挿入された「待つわ」のアカペラ披露(夜の部のみ)。
なんでもハモリが結構お気に入りで、楽屋などでしょっちゅう唄っているんだとか。
1番のソロ(辻)の部分を飛ばし気味に早口で唄う以外は通常ペースで、1コーラスを唄いきりました。最後の歌詞を忘れてしまうところはちょっと残念ですが、それ以外は完璧ですね。

今回はビデオカメラが多く、もしかしたらDVD収録を兼ねているが故のサービスシーンなのかもしれないですが、要望が強ければ他の曲も歌ってくれるんじゃないかなあ...

また懸念していたスピーカーのキンキン声は抑えられていた模様。
なるほど、このためのジョイントライブだったのか(爆笑)。

デュオものってルックスの好みが先にきてしまう(○○ちゃん派とかいうヤツ)ので、声質の楽しさを味わう前に終わってしまう場合が多いのですが、彼女達のイメージは既に出来上がっているので、その壁は感じさせない。
しかし、そのルックスだけではなく声質も素人には見分けがつき難い(笑)ので、それが判る判らないでは楽しさのベクトルは違ってきます。それが判ると楽しさ倍増でしょう。
ちなみにダブルユーは1番ソロが辻希美、2番のソロが加護亜依というケースが多い。これは人気の有無とは全く関係が無く、同系統の音色ながらパンチ力がある辻をベースに、そこに柔らかい加護の声をかぶせるってのが基本イメージ。このバランスがいいね。

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それより増して頑張っていたのがBerryz工房
私は、少ないながらキッズやローティーンのアイドルを見ていますが、その中でも最高峰のレベルですね。
彼女達を見たイメージはサッカーで言うところのユースに近い。
目標とするアイドルのモデルケースが幾つか存在しているからこそ、これだけ短期間でキッズを「ハロプロスタンダード」なレベルにまでもってこれたのだと思います。
もう歌謡系アイドルの基礎はこれだっ!...ていう教科書どおりのプレーが展開されているって感じです。

踊りのパターンは割と決まっているのですが、意外に複雑で、さらに大きく見せようとする踊りに工夫があって、踊っていてとても楽しいですね。これはハマる。ベリ工ヲタに踊リストが多いのも頷けます。
個人的にはお気に入りの須藤茉麻をトレースして遊んでいたのですが、欲張らず一人に絞るのがポイントですね。数人集まればBerryz工房ごっこが出来るぞ(大苦笑)。

でも、さすがに小芝居コーナーやMCでは幼さを露呈。当たり前か(笑)。このギャップは子役系タレントや他のV&D系ローティーンのMC以上に差を感じます。本当に幼い。いや幼すぎ(笑)。
嗣永桃子清水佐紀はもう中学一年生なんだよな。なんなんだこの幼さは(笑)。ロリ顔の中学生がロリを演じている感じ。「清楚な美少女がちょっと背伸びをしてみせる」というU-15の常套手段な表現方法の正に逆だね。常に逆へ行くというつんく♂イズムの浸透か?

しかし萌えポーズで「ダブルユーさんには負けません。」とか言われた日にゃあ、たまんないよなあ。言っていたのは確か雅だったかなあ。この子も幼いね。

そして、皆さんおまちかねの嗣永桃子評論コーナー(笑)。
一応、はてなから飛んできた方向けに簡単に説明すると、嗣永桃子とは、次期スーパーアイドル候補生です。以上(笑)。
歌や踊りについては彼女と他のメンバーとの差は少なくなったと感じます。他のメンバーに対する人気度も分散しつつあるのか、みんな自信がついてきたという印象ですね。なので、持ち歌についての差は殆ど感じさせません。
しかし、MCとダブルユー絡みになると話は別。
「でっかい宇宙に愛がある」でサビ前に軽くジャンプするシーンがあるのですが、彼女だけ足を「ル」の字に(正確には片足では無く両足を左右にまげてジャンプ)するんですよね。ここがワールドクラスのプレーなんですよ。
上記はほんの一例ですが、指導がユルい部分での差はまだまだ激しいです。本来矯正がはいってもおかしくない部分でも彼女の場合は自然なままOKを貰っているのでしょう、余裕の無いままステージに立っている子との差はここに出てきます。
また、MCでの自己紹介でも自分のアピール為にポーズを取ったり体を動かしたりする。これもワールドクラスのプレーですなあ。

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その他、くだらない話。

ペアでの振り真似について。
デュオアイドルのヲタなら一度はやってみたいであろう、ペアでの振り真似なんだけど、俺が辻役で、同行者が加護役で試しにやってみました(苦笑)。
元々野郎同士で手を繋ぐこと自体、気持ち悪いことこの上ないのですが、二人ともベリ工で全開バリバリ状態だったため、汗で体中がベタベタ状態で、手を合わせるだけでニチャニチャして気持ち悪いってありゃしない。
(ああ、思い出すだけで鳥肌が立ってくる。)
会場でしか会わない程度の人間関係なら割り切って出来るであろうが、友人関係を壊しかねないのでやめた方がいい(笑)。

終了後の雰囲気について。
今回最大の問題点がこれ。
ライブ終了後の「(パパンパパンパン)○○最高!(○○最強!)」がごっちんファンを中心にハロプロ名物となりつつあるのだが、ほとんど動きなし。
皆やりたそうで目をキョロキョロさせているんだけど、ジョイントライブのお陰で一体誰を最高にして良いのかわからんちん状態のまま、皆さん会場を後にしていきます(笑)。
私の周辺には何故かののファンが多かったので、ほどなく「ののちゃん最高」(だったか)が発生しましたが30秒も経たず自然消滅。

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おまけ。

ちょっとお得な情報。
ソニックシティは大宮駅から近いため、便利な反面、駅に近づくほど相当な混雑をみせる飲食店に困った方も多いはず。
実は会場裏の高層ビルの1〜2階は飲食店街になっていて、来場者には殆ど知られていないのか、ヲタ度は激小だったりします。ちょっと高めの店も多そうですが、昼・夜の空き時間にでもどうぞ(笑)。

*1:使用済みとなってしまうので転売目的という意味ではないです。単にステイタス的なレア度ですね。

*2:つまり「持ち歌が少ないからカバーでごめんね」の「ごめんね」って何?...ってこと。こんなMC、ダブルユーでは聞いたこと無いでしょ。