W(ダブルユー)&Berryz工房@神奈川のトピック2題(その2−その3)

再びどうも

あ、釣ってないですよ。
つーか、好きな曲は耳が肥えていればいるほど、似てきますよね(苦笑)。

さて、これなんですけど。

いぬいぬさんは、80年代育ちでしょうから、高橋推しやってて幸せですよね?(笑)

うん(笑)。幸せ。

でも、実は70'sアイドルが私のピークなんです。
個人的になことなんですが、私は昭和40年生まれで、高度経済成長期のお陰で両親は共働だったので、幼少の頃は近所にある母方の実家で日中過ごすことが多かったのです。
そこには当時中〜高校生の親戚がいて、子守唄代わりにビートルズなどのブリティッシュサウンドだとか、当時の流行歌(歌謡曲)を聴きまくっておりました。
もう4歳あたりの流行歌の記憶がありますね。上原多香子がカヴァーした「ブルーライト・ヨコハマ」あたりくらいから。
んで、小学校入学前後に、いよいよ近代アイドルの元祖とも言うべき南沙織とか天地真理とかがデビューするのですが、当然の事ながらアルバムなどを聴かせてもらったりして、ドップリと浸かりはじめます。
当時ハマったのは、麻丘めぐみとアグネスチャンとキャンディーズですね。なので最初のピークはアグネスが海外(カナダだったか)へ留学するとか、キャンディーズが解散するとか...といかいうエマージェンシーな出来事がガキのハートをがっちり掴んで離さなかった(苦笑)。
また、「アイドルは年齢と共にイメージチェンジしなければならない」だとか「落ちめ」だとか「結婚」だとか「恋の逃避行」だとか(笑)、そーゆー基礎知識的なものも身につきました。

で、多分に私と同年代の人たちがハマった80'sアイドルなんですが、私は逆に全然ダメでした(ただし、島田奈美を除く(苦笑))。
70'sアイドルは老若男女の支持がありましたが、80'sは男性向けにカスタマイズされていたり、曲世界が薄かったり、様はレベルの低い焼き直しを見せられている気分になっちゃうのですよ。花の82年組松田聖子ですら、そう感じましたので、もう他は推して知るべしですね。
様は殆どが松田聖子フォロワーで、皆がトップアイドルを狙うという図式が生々しくて萎え萎えだったのです。

ところがおニャン子で見方が一変します(笑)。
私の場合、おニャン子の誰々が好きになったとかいう直接的なアプローチではなく、「おニャン子によって苦汁を舐めているアイドルがいる」という事実と「そのおニャン子にも(事務所パワー等によって)運命的に売れる売れないが決まっている」って事実にまず萌えました(爆笑)。
前者の代表格が山瀬まみで、後者の代表が永田ルリ子ですね。
トップを応援するってことは小学生で卒業していますし、それよりも「本当に実力があっても売れない」、また「性格が良くても売れない」ってのを何とかしたい...あるいは逆に「このままの変わらない君でいて欲しい」(笑)...ってのがアイドルウォッチのもう一つの楽しみ方なんだなあ...ってのがここで身にしみて体験できました。
また、手段がどうであれ、売れはじめると、初めから売れている子の何百倍も嬉しくなるものですよね。

これが理解できるかどうかで、その後のヲタ人生は大きく変わってきます。

で、さらに90'sになって「冬の時代」となると、アイドル個人というより、はなから売れないと判っている状況下で、如何にして素晴らしい作品を作っていくか?...という方向に目が行くようになりましたね。
そこには「涙が出るほど良い作品」もあれば、「手を抜いているもの」もある。そこで手を抜かなかった数少ない会社の中から、現在のハロー!プロジェクトなり、BON-BON BLANCOなりが誕生しているというわけです(!)。
(余談ですが、残念なのはビクター系アイドル。もうあと2年間程度頑張っていれば、いまでも素晴らしい作品を提供しつづけていたかもしれません...本当に残念。)

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つーわけで、私は長い時間をかけて、「アイドルの境遇に応じた応援の仕方がある」こと、「女の子の特性によってポジションや育て方が異なる」こと、「トップを狙わなくても脇役で光るアイドルもいる」こと、「アイドルと作品は別に考えた方が良い」こと等を学んでいきました。

で、話はいきなりモーニング娘。に移行します。
つんく♂氏もこの辺のアイドル史を知っているがあまり、ポジションに関して非常に神経質だったりします。
よって、モーニング娘。の場合は、ポジションが予め決まっている者と、ポジションを巡って争っている者の2通りのメンバーがいるのですが、「キャラ」というキーワードに代表される様に、多くのメンバーが前者になることを望んでいるようで、この辺りが人気が今ひとつ爆発しない理由の一つになっています。
現行では後者が高橋愛藤本美貴、それと田中れいななんですが、ここを効率よくプッシュするメディアがあると非常に助かる。また来るべき第7期がサプリメント役となれば、より効果的なんですけどねえ...
いちばん簡単なのは高橋愛藤本美貴がカメラが回っているところで大ケンカをする。まあマジでもヤラセでもどちらでも良いですが(笑)、そのくらいやらなければ、次のステップへ進めません。
(エース候補の田中れいなより、キャラ重視の亀井絵里道重さゆみがプッシュされているのは本来は本末転倒なんです。)

とまあ、そういった話を踏まえた上での、これ...

ぶっちゃけ、これだけ恵まれている環境下においてアイドルの応援が出来る時代だというのに、事務所はああだ、こうだって言える若い才能って羨ましいですよね。(笑)昔と比べたら遥かに恵まれているし、ファンに対しても理解があるってーのに。 推しの出番がないっちゃー喚き、 過剰に仕事(人気のバロメーターである)があったらあったで、仕事が多くて可哀想だ… とか言えちゃう時代… もっとも、相変わらず変わらないヲタの理論もあって、 アイツは、さして才能ねーのに事務所に贔屓されているのに、俺の○○は、こんだけ頑張っていて、素晴らしく可愛いのに、推されないってどういうことよ? みたいな意見が語られているのを見るとほっとします。(爆) 時代はめぐっても、同じことするんだよな、みたいな。  

なんですけど。
同感です。

「アイツは、さして才能ねーのに」は上にヒントがありますので(笑)、割愛します。
それと小さな事務所(UFAじゃないよ)となるとプッシュできる人数が自ずと限られるので、それは致し方ないところですね。

「恵まれている環境下」ってなーんにもしなくても、TVやラジオの出演情報とか、雑誌の掲載情報とか、イベント情報が手に入る...ってことですかね?
そーゆー情報だけが欲しい方はニュース系サイトを見ていただくこととして、ここではニッチな情報や、アイドルの楽しみ方をお届けすることに徹したいですね。

それと「仕事が多くて可哀想だ…」って最近の流行語ですよね(大爆笑)。
まあ、ダンスなどの激しさ、ライブの多さなど、過去のアイドルよりも「長時間」きつい仕事はさせられている傾向にはあるんですよ。昔の場合はTV局廻りがメインでしたから、夜の睡眠時間は(現在より)少ないものの、控え室で休める時間はありましたし。
その件は事務所も重々承知で、ベリ工メンバーのダウンの件も「ここで止めてもいい」という申し合わせが出来ていたからのことでしょうし、キッズが参加するミュージカルダブルキャストにもあるとおり、リスクマネージメントはしっかりありますので、さほど心配しなくても良いでしょう。

本当「ファンに対しても理解がある」のにねえ...
今一番やらなければいけないのは、もう一度裾野を広げることなのかなあ...