先端研(その2)
ついでの感想。
俺は女の子じゃないので、ピチレモンの伸び悩みについては直接的には伝わってこなかったのですが、間接的にというか、他誌と比較して物足りなさは常に感じていました。
ピチレは老舗ファッション誌として、そのコンテンツ量については圧倒的なものがあるのですが、そのコンテンツに溺れてしまい、今一没個性的になっている嫌いがあるんですよね。
nicolaはよりクールでオシャレ、ラブベリーはよりキュートでお嬢様っぽいというカラーが、ここでは見えてこないんですよ。
また...というかそれよりも、モデルの扱い方に不満を感じています。
まず上記のコンテンツの豊富さの影響で、どちらかというと引きの絵中心のカタログ誌的な印象になってしまう。一方、他誌はかなり大胆な構図も多いんですよね。女の子の活き活きした感じが伝わってくるんです。
また、その影響からかモデル数も多い。層の厚さがあるので総合力としては素晴らしいものがあるですが*1、それが活かされていない。
情報量の多さからか撮影も多岐に渡るんでしょう、よって一冊を通じて登場する子はまれで、反動なのか次号に全く出てこない子もいる。これじゃあカリスマモデルが誕生するチャンスを自ら奪っているようなものなんですよね。
一方他誌は少数精鋭で、ピラミッド型に近い。生え抜き(読モオーデ)以外の事務所斡旋の子も多く、入れ替えもあったりでシビアな世界ですが、エース級のモデルは色んなコーナーに毎号フル稼働と、頑張っただけのご褒美も多い。
まあただ、巻末に近況コーナーがあれば、あ、あの子は今月休みでも来月は出てきそうだな(わくわく)...となるんですが(苦笑)、それが無いのも痛い。
他誌は基本的に掲載。特にnicolaは所属事務所やファンレターの宛先まで掲載している。nicolaは有名モデル・タレント事務所への繋がりも上々で、その意味でのプレゼンテーション的な役割をも担ったページでもあるから、手を抜いていないんですよね。
...とまあ、モデルの大切さを感じられるか、そうでないかってことは、今の子は現実的なので解っているんじゃないかと。
ピチモオーディションは応募総数3,000名でしたけど、他誌はもうちょっと多かった気がします...
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とまあ...言いっ放しじゃあアレなので、一応。
やっぱり近況コーナーは欲しいですね。その順列でこの子がエースだというのはわかりますし。
一応、たまにある持ち物チェックコーナーなどで大きく扱われる子がエース級なんですけど、まったく無視されてしまう子もいますしね。
で、今のエース(級)なんですけど、今号時点では右手愛美・壁谷明音・浅田美穂・原田百合果・峰のぞ美*2・(「ラブラビ」モデルでもある)高崎愛梨あたりかな。多分番組からの期待度だと次期エースの筆頭は佐藤栞里なんでしょう*3。今回のグランプリもその延長というか強化策なんでしょうけど、ただ送り手側からイメージした王道タイプで、無色過ぎるかな。
で、現在は如何にモデルの個性を引き出せるかが勝負の分かれ目となっている様な気がします。その中でも元気さ・クールさ・キュートさ全てを兼ね備えた丹羽未来帆(ニコモ)といったタイプがエースに相応しいと思いますので、その方面の開拓が急務だとは思いますが...どうかなあ...仮にミキホがピチレになったとしても活躍の場があるかなあ...う〜む(苦笑)。
○○○○のピチレ進出が一番のカンフル剤だったりして(笑)。
とりあえずこんなところで。