季節を感じさせるあややの楽曲

とりあえず、ここは本来ハロプロ系のblogの筈なので、それっぽいことを書くことにしましょう。
今日はまず松浦亜弥から。

松浦亜弥(以下、「あやや」という(笑))の曲って、まあつんく♂氏の提供する楽曲に多い傾向ですが、歌謡曲的なエッセンスがちりばめられていますよね。
まあ彼の場合はそれぞれのアーティストに合った詞や曲調の楽曲を適材適所的に当てはめていくことになるのですが、あややの場合、他のアーティストより強い特性がありますよね。それって何でしょうね?

...それは季節感です。

その昔の歌謡曲って、夏になれば「暑中お見舞い申し上げます」なんて曲がヒットしたものです。それって極めてあたりまえなことだったのですが、昨今のJ-POPでは少ないですよねえ。あってもクリスマス商戦を狙った、えげつない感じの曲ばかりです。

一方、つんく♂ナンバーの中には季節感を狙ったものが多く、他アーティスト作品でも「おっととっと夏だぜ!」や「ミニモニ。ひなまつり!」辺りがその代表格となります。この辺がつんく♂って歌謡曲っぽいって言われる所以の一つですね。
あややの場合も例外ではないのですが、それをモロに狙った感じよりも、例えば「トロピカル夢の島」などといった間接的な歌詞を多用し、それに合った曲調をあてがうことで、見事にその季節感を出すことに成功しています。
また規則的なCDリリースもその演出に一役かっていますね。「桃色片想い」→「ね〜え?」ライン、「トロピカ〜ル恋して〜る」→「Yeah!めっちゃホリディ」ラインなど、曲調を固定し、カラーを鮮明にしていることも特徴の一つです。

で、それぞれ季節のカラーを彼女は、余すところ無く歌い上げています。この部分が歌謡曲体質の日本人の感性を刺激してしまうんですよね。

あなたは、どの季節のあややが好きですか?