iTunes 4.0.1

Macintosh用の何かと便利な音楽ソフトiTunesが4.0.1にマイナーアップグレードしている模様。

このアップグレードはどうやら、iTunes使いの中でひそかなブームとなっている、インターネット間での共有を押さえようとするものとのこと。
う〜む...どうやら仕様ではなかった様ですね(苦笑)。

具体的な話をすると、iTunes(Ver.4以降)では最高5台までの共有が可能となるのですが、自宅などのLAN環境のみに制限されると思っていたところ、実際インターネットを介して外部の者同士で共有可能なことが判明したのです。
それからまもなくして、2ch等を中心として、実験的にプレイリストを開放しますといった投稿が集中し、ちょっとしたブームが起きていた様です。
で、その裏技が(今回のアップグレードによって)封じ込まれたっていうのが、これまでの流れです。

一応、この共有は楽曲のダウンロードまでは出来ず、他人のiTunesの中身を覗いて聴いてみる程度で終わってしまうため、P2Pネットワークほど悪質な物ではなく、そこまで気にすることは無いような気もしますが...

まあ、それだけのことなんですが、私が注目したのはその仕組みだけじゃなくって、その掲示板で「共有されたプレイリストを見て聴いた」第三者の書きこみが、概ね、

  • そういえば、こんな曲あったよね。
  • まだ売ってんのこれ?...アルバムあったら欲しいなあ。

であった事です。
さらに、その話題に挙げられる楽曲群が、メインで開放した楽曲ではなく、シャレで(プレイリストに)挿入した楽曲だったりするパターンが多々見られました。
具体的には、BGM系の楽曲、懐かしい曲たちなどですね。

ここら辺に、ビジネスチャンスのヒントがあるのかなあ...って思いますよ。

2003/05/29、11:40頃追記
具体的アーティスト名が抜けておりました。
BGM系では、例えば明和電機。彼らの特異性はTVで拝見しますが、改めて楽曲を聞いてみると、意外にしっかりとした作りをしてますね。ここら辺はプロモーション手法に問題あるかも知れません(苦笑)。
また、懐かしいというのは、ビッグアーティストの懐かしい曲です。中島みゆきとかね。
それと、あるアーティストに入れ込んでしまうと、彼(彼女)が他人に作ってあげた曲まで購入してしまう傾向があるようです。例えば小西康陽さんなんかはその代表ですかね。