野川さくら/野川さくら1st CONCERT にゃっほ〜♪ TOUR2003 〜 SAKURA 序章 〜/STUDIO COAST

行ってきたよ。
(2003/08/02、18:15頃〜20:30頃)

この子との出会いは、多分に通の皆さんが購入し聴かれたことのあるであろう、例のアイドルカバーじゃないです(笑)。
彼女のデビュー曲をある機会(友人宅だったと思う)に聴いたことから始まります。
LAZYのミッシェルこと、影山ヒロノブ氏のプロデュースだということはその時点では知っており、いつか機会があったらイベント・ライブを観にいこうと思っておりましたので、丁度1stライブチケットが入手できたこともあり、参加させていただきました。
(まあ実はその前にイベント行ったことはありますけどね。苦笑。)

会場はオールスタンディングOKのライブハウスですが、当日は座席指定。
席はほぼ中央の前方、基本的にガッツキモードな席です(苦笑)。

場所は新木場にある、STUDIO COAST
http://www.studio-coast.com/top.html
ここで観るのは初めてですが、このホールはかなり印象が悪いです(苦笑)。トイレの照明の趣味の悪さ(笑)とかではなく、音響面が酷い。
問題はスピーカの位置にあり、これが座席3列目位の位置にあって、後方の方にしか向いていない。普通、このような場合は前方の客用に斜めあるいは(上から見下ろすような感じで)中央向きのスピーカーも用意されている筈なんだけど、この会場にはそれがない(笑)。
で、前方客には会場向けのスピーカーの音が聞き取り辛い上に、ドラムの生音やギター用のモニタースピーカーの音が前面から押し寄せてくるので、ボーカルが聞き取り辛いったらありゃしない(笑)。
また、会場も無駄に横に広く、また左右2F後方にラウンジらしき物があるなど、懲りすぎて音の反響面などの計算は度外視しているんじゃないかなあ。

これはミックスの問題ではない。アコースティックコーナーではボーカルがちゃんと聴こえたからね。
あるサイトみると「音響を中心に設計されたハコは世界一の音響設備を誇る」なんて書いてあるけど、ちょっとお世辞にも言えません。
これから利用を考えている方にはあまりお薦めしません。使用するなら工夫が必要ですね(苦笑)。

ここにも同意見が...うーむ。

まあ、そーゆー思わぬ障害物があったりして、満足度は100%ではないんですが、個人的には(笑)充分楽しみましたよ。

構成はバンド編成。メンバーは「あにぱら音楽館」のメンバーとのこと。コーラス(女性)2名付き。
影山ヒロノブ自身がメンバーとして全面的に参加するのか?...と思いましたが、彼は途中のアコースティックコーナーでのゲスト出演とのこと。とってもいい姿勢ですね。
彼の作風は自然体で凝った感じではなく、ラウドな感じでもアコースティックな響きでも両方いける楽曲が多いですので、色々な演奏パターンが楽しめそうで、今後とも楽しみな感じはします。

で、その影山ヒロノブプロデュースのオリジナル作品をメインに、割と重要曲(と思われる)を散りばめたアコースティックコーナー、アニメソング(主にキャラクターソング系の楽曲群。アクビ娘も歌いましたよ。CEOのアレンジでね(笑))を間にはさんでの構成。
オリジナル作品群のイメージは彼女に合っており、問題はないのですが、間のアニメソングがやはりソレ系(アニメ系にありがちなアイドルポップスを間違って解釈している風)な曲もあったりして、それが統一感を損なった感はありますね。それは多分に声優系ライブにありがちな部分で、それを気遣ってかメドレー形式ではありましたので、スタッフもそれは判っているのだと思います。次回以降はオリジナル中心でアニメ系は「お楽しみコーナー」という感じで数曲に絞った方がいいでしょうね。

全体的に、ファンを含め終止アットホームな雰囲気で進行しており、とても心休まるライブでした。最後には泣きましたしね^^。
ただし、純粋に知らない人や、ましてやアンチ声優な人が聴いたら、それはそれで不満が出ているのかもしれません。単なる萌え萌えじゃんかよとかね(笑)。まあ、私自身ニュートラルな立場ですから、そんなことは考えもしませんでしたけど。

意外だったのは、肉体はともかく、精神的にも大人の女性だったこと。
キャラに染まらない子は良いですね。

こんな顔でこんな声だしてるのかあ〜ってのが理想的な声優ですので(ははは)、その意味でも合格点のライブでした。
大阪でも頑張ってね。