モーニング娘。さくら組／CD「晴れ 雨 のち スキ」／楽曲分析

という訳で、昼休みに再度聴いてみましたよ。

先ほど書くの忘れたのですが、さくら組の声って、福田明日香が抜けた頃の声質に似ているんですね。
ですので、ターゲットは絞りやすく、結果「真夏の光線」のスロータイプの様な楽曲を選択したのでしょう。
「ふるさと」の様なピョロロロ〜っていう音も聴こえますしね(笑)。
そう、その時代のサウンド志向なんだと思います。

ベースとなる部分は、安倍なつみや加護亜依といったメンバーに「なじみ易い」フレーズが展開していきます。
また、サビのファルセットボイスの部分は、以前から矢口真里が得意としていたもので、この部分も強調されています。
まるで、「あんたたち〜、以前のモーニング娘。は、こーだったのさ〜。したっけね〜。」と若いメンバーに教えている様ですね(笑)。

特に、エンディング付近のボーカルテクニックは、つんく♂氏指導の元でのことだと思いますが、この展開はいい勉強になるんじゃないかなあ。
かなり理詰めで攻めてくる楽曲ですね。

それと、何よりも良い点は「息継ぎ」が聴こえること。
これはとても重要なこと(詳細多分後日(笑))ですが、最近のハロプロ系では「ブツ切りスタイル」でロングパートが乏しい傾向にあったので、「息継ぎ」が聴こえるのは嬉しいですね。素晴らしい。
これだけでも、売れる要素になり得ます。

つー訳で、これからさくら組のメンバー達は、ただひたすら「安倍なつみ」や「矢口真里」を目標に、モーニング娘。サウンドを守りつづけていくことでしょう。
こちらは様式美の世界を楽しむためのユニットですね。