モーニング娘。おとめ組／CD「愛の園〜Touch My Heart！〜 」／楽曲分析

前項を踏まえ、こちらの方は「サマーナイトタウン」くらいまで戻ってくれるのかなあ．．．な〜んて思いましたが、さすがにそれはちょっと無理の様で、基本的には最近の「なんちゃってセクシー」路線を継承しています。
まあ、それは石川梨華と藤本美貴という、JPOP界が世界に誇る二大セクシーシンガー(笑)がいますからね。
ただ、楽曲イメージを固定するかしないかで、多分に悩んだのかなあ．．．と思います。

いままで、この二人と飯田圭織以外は、なにぶんそんなに露出しておりませんでしたから、パート等はPVを見ないと判断つかない部分が多々ありますが、声自体はそれぞれユニーク(重複しないという意味)なので、楽曲の木目細かさよりも「視覚的に見て楽しい」という部分を強調したかったのかもしれません。
つー訳で、かなり緩めな楽曲ですね。
売れるかどうかは未知数です。

ヴォーカルパフォーマンスは、テクニックに走らず、自分の姿を自然に出すようなスタイルに好感がもてます。
自分の個性を伸ばしていくことの方が、今は重要です。
特に、二大セクシーシンガーは声を変える必要ありません。変に上手くなる必要もない。藤本美貴が「モーニング娘。病」に蝕まれそうですが、踏ん張って欲しいものです。ミキティ頑張れ(苦笑)。

この傾向によって、荒削りながらパンチ力に優れた仕上がりとなっています。発声に自然なパンチ力があるのは嬉しいですね。これはシャボン玉で印象に残ったヴォーカリストが、ここに集結していることも大きいですね。

以上、こちらは本当に未知数ですが、ファンとしては心地よい不安定感をインタラクティブに楽しめば良いわけで、こちらはある意味最近のアイドルシーンのトレンドを楽しむユニットとなるでしょう。

なーんて書きましたが、取り合えず一年以上は続けて欲しいですね。
目先のセールスにとらわれずに、頑張って欲しいものです。