モーニング娘。/CD「GO Girl〜恋のヴィクトリー〜」/ファースト・インプレッション

すっかり忘れていました(苦笑)。
モーニング娘。新曲をオレはこう読むぜ!!!(笑)」系のトピックはまだ書いておりませんでしたね。

えーっと、ファンの意見は完全に二分しているのではないかと予想できます。

掲示板や日記等を見る限り、大多数のファンは、「軽快で可愛らしい曲」でほぼ意見一致の様です。

でも、耳の肥えたベテランアイドルファンが一聴すると、「終わったな」とか、「なんか薄っぺらな曲だなあ」とか真逆の意見が返ってきそうな、そんなリスキーな曲ですね。

曲の傾向は「Yes!POCKY GIRLS」にも近く、また「ザ☆ピ〜ス!」から重厚さを抜いたような、軽快なアイドルポップスです。
石川梨華メインということもあり、モーニング娘。よりも石川在籍時のカントリー娘。のイメージに近いですね。
また、アレンジや振り付けはdreamっぽいですね。最近のdreamのシングルがモーニング娘。やその他の「つんく♂ファミリー」モノを意識した楽曲となっておりますので、それに対抗したのでしょうか?...ん〜なこた無い無い(笑)。

一方、ネガティブイメージですが、最近のモーニング娘。の楽曲はゴージャス感がありますが、それが薄いことは確かです。チープな感じが強い。それが、「なんか薄っぺらな曲だなあ」に繋がってきます。
また振りもゴージャス感がなく、上半身中心の手振りが中心ですね、一見手抜き風に見える印象が「終わったな」なんでしょう。

でも、この意見、ある意味正しいです(笑)。
それは、「ある事情」が関わってくるからなのでしょう。

「ある事情」とは、今後活動を組中心にスライドしていくことを意味します。
15人(やがて14人)でのパフォーマンスは、TVやハロプロライブに限定されますので、15人での練習は著しく制限されることでしょう。
今まで演ってきた楽曲は、体が覚えているのか、すんなり現状回復できると思いますが、新曲はそうもいかない。でもこの曲のパフォーマンスならば久しぶりに一堂に会しても合わせやすい。
そういった事情の下に制作された楽曲なんじゃないのか?...という印象が、私のファースト・インプレッションでした。

じゃあ、今後はこの手の楽曲のオンパレードかいな?...うーん、時機に慣れるでしょうから、また違った楽曲になるとは思います。
しかし、分割はシャッフルの様な”お遊び企画”ではありませんので、今後は分割側での楽曲が重視されるでしょうから、本体でのリリースは期待しないほうが良いかもしれませんね。

モーニング娘。本体の”ファースト・ステージ”は今回の横浜アリーナまで。今は”ネクスト・ステージ”に入っています。

それともうひとつ、ある意味チープさを狙ってきている様な気もします。「LOVEマシーン」を聴いた第一印象も、まさに「チープ」でしたので、それが功を奏すると考えているのかもしれません。
逆に分割後の楽曲に相当の自身があるから、この程度で良いと踏んでいるのか?...結局「どっちへ転んでもOK」な楽曲と言えるでしょう:-)

でも、売上予測は難しそうですね。