松浦亜弥の歌唱法について

あんまり長い文章かけないので、ワンポイントメモみたいなヤツを(苦笑)。

松浦亜弥の歌唱法って独特ですよね。
変に弾みながら歌う感じですか。
具体的には1フレーズの中の最後ではなく、フレーズの途中で高音が入るとというか...多分につんく♂氏の指導ではなく、自分で自然に身に付けた感じで、かなり独特です。

そういえば、その昔(そうね...50年ほど前かなあ(笑))、1950年代にバディ・ホリーという有名なロックンローラーがおりました。
その後のビートルズなどに多大な影響を与えなるなど、才能に満ち溢れていたのですが、若くして飛行機事故死してしまいました...まあそんなことはどーでもいいですね。

そのバディ・ホリーの歌唱法も独特で、弾む様に歌うんですよ。

今の若い連中は知らないと思うんだけど、これを「しゃっくり唱法(シャックリ唱法)」あるいは「ヒーカップ(hiccup)唱法」って言います。
1950年代のオールディーズに詳しい方やご年配の方に聞いてみましょう。多分にご存知なんじゃないかと思います。かなり流行りましたから。当時の坂本九なんかも真似たんじゃないかなあ。

で、彼とあややを実際に比較...はしてませんけど(笑)、多分に似て非なるものというか、厳密にはちょっと違うと思いますが、でも例えば「桃色片想い」のドライブ感は、バディ・ホリーのそれに近いんじゃないかなあ...って感じています。

つまり、あやや流の「しゃっくり唱法」ですね。

これが自然と出来るからこそ、彼女は天才なのでしょう。

余談ですが、こんな歌唱法は今のボイストレーニングのカリキュラムになんか絶対にないと思いますし(笑)、これをやったら「ふざけるんじゃない!」って一喝されておしまいでしょう。
ですから、それを矯正しなかったつんく♂氏も、ポピュラーミュージックにおける学識が相当に深いか、はたまた野生の勘なのか判りませんが(笑)、結果的に優秀なプロデューサーなんだと思いますよ。