2004年第一四半期のアイドルポップスベスト10

本来は年度ベースで...と考えていましたが、何分聴く曲が多く、切り捨てられる曲が勿体無なくて仕方が無い。それとシングル限定になりがちとか、ハロプロ以外を贔屓しがちになってしまうので、これからは四半期ごとに発表することにします。

とりあえず、2004年1〜3月を第一四半期として、10曲選出致しました。
どうぞ。

01.Fu Fu Fu☆Boyfriend/市川由衣
作詞:森由里子/作曲:marhy/編曲:小西貴雄/コーラスアレンジ:割田康彦
シングル「love letter」より
2004.02.11/PCCA-70060
02.ズキュンLOVE/ミニモニ。
作詞・作曲:つんく/編曲:小西貴雄
アルバム「ミニモニ。ソングズ(2)」より
2004.02.11/EPCE-5265
03.春/小野真弓
作詞・作曲・編曲:To Be Acoustic
シングル「春」より
2003.03.17/CRCP-533
04.鯨/Buzy
作詞:新藤晴一/作曲・編曲:本間昭光
シングル「鯨」より
2004.03.03/TECI-58
05.愛あらば IT'S ALL RIGHT/モーニング娘。
作詞・作曲:つんく/編曲:小西貴雄
シングル「愛あらば IT'S ALL RIGHT」より
2004.01.21/EPCE-5260
06.MaGic in youR Eyes/Tommy february6
作詞:Tommy february6/作曲・編曲:MALIBU CONVERTIBLE
シングル「MaGic in youR Eyes」より
2004.02.11/DFCL-1118
07.風信子 (ヒヤシンス)/松浦亜弥
作詞・作曲:谷村新司/編曲:小島久政
シングル「風信子 (ヒヤシンス)」より
2004.03.10/EPCE-5278
08.さくら満開モーニング娘。さくら組
作詞・作曲:つんく/編曲:高橋諭一
シングル「さくら満開」より
2004.02.25/EPCE-5267
09.Little wing/Sugar
作詞:H.U.B./作曲:松本良喜/編曲:中野定博、松本良喜
アルバム「Double Rainbow」より
2004.02.04/TFCC-86150
10.DANCE DANCE DANCE/後藤真希
作詞・作曲:つんく/編曲:小西貴雄
シングル「サヨナラのLOVE SONG」より
2004.03.17/PKCP-5039

以上。
残念ながら、こりん星のひととか、キラキラ星のひとだとかは選外です。
個人的な好き嫌いは別として、「これは聴いておいた方が良いよ」という視点でランク付けしています。

上位3曲が傑出してます。
以下は簡単な解説。

01はクリエーター(作曲家・編曲者)自身アニメ系に強く、恋愛シュミレーションゲーム的なインスピレーションをモチーフにした世界観が素晴らしく、それに市川由衣の甘く舌足らずなボーカルが見事に応えている傑作。

02はタイトルを見ただけでは色物臭が漂う雰囲気だが、実際は予想に反し軽快でダンサブルなローティン向けアイドルポップスの名曲。
私自身年末に行われる人気投票「ハロプロ楽曲大賞」には特に縁は無いが、もし参加するならば間違いなく有力候補のひとつになるであろう。
この曲を知っているかが、「通」か否かのひとつの境目かもしれない。

03は今回一番の掘り出しモノ。
この解説

オーガニックなアコースティック調サウンドにのせ、ルックスからイメージされる通りの清楚で透明感あるヴォーカルを披露している。

の正にその通りの世界が展開されている。
イントロ・エンディングの口笛が多少レトロチックで耳につくことを除けば、アレンジは嫌味がなく、純粋に楽曲世界に没頭できる。

みんな知ってる05,07,08は割愛。良し悪しは自分で判断しよう。

06は曲のコンセプト的は完璧なアイドルポップス。今回ピックアップした中で一番ロマンス(ヲタ芸)の似合う曲でもある。
バックで踊っている三女と四女が最高にドリーミー。

09はK-POPユニットの日本デビューアルバムからのピックアップ。シングル「GO THE DISTANCE」も入れたかったが、こちらはアイドルポップスというよりソフトロック志向が強いため、アルバム一曲目の爽快なアイドルポップスをピックアップ。
モーニング娘。1stアルバムの1曲目「Good Morning」と同様の清々しさ、そして何かが始まると思わせる期待を感じさせる佳曲。
ちなみに作曲者の松本良喜氏は、最近では「雪の華」(中島美嘉)を手掛けている。

10は馬飼野康二氏がアレンジャーとして参加したタイトル曲が有名だが、c/wのこの曲は、つんく♂らがある意味彼に敬意を表した様な感のある「妙な仕上がり感」をみせており、聴くたびに思わずほくそえんでしまう。

以上。

半分がハロプロ系ですが、リリース数を比較してもそれは納得できるんじゃないかと思います。
要所では良い曲書いていますので、まだまだ「後進に道を譲る」とまでは言わせない雰囲気ですが、だからこそネクストステップに向けて早めに手を打っておく必要は感じます。

それとピックアップ後に気がつきましたが、何気に小西貴雄氏がアレンジを手掛ける作品が多いですね(笑)。
ハロプロもアイドルポップス系の楽曲を前面に出して久しいと思いますが、その道のスペシャリスト的な存在よりも、時代背景を的確に把握できてかつ小技の効くアレンジャーは少数だと思いますので、彼のようなタイプのアレンジャーは、益々活躍の場を広げそうですね。

貴方は何曲知っているかな???