平成極楽オタク談義、#5「ロリコン事情」(復習編−その1)

昨日の続きです。
いよいよ本題へ進みます。

NHK教育風の照明・セットで、何故かミニモニ。の曲をバックに番組はスタート。

司会は岡田斗司夫氏&唐沢俊一氏。
ゲストはロリコンに詳しい立川談之助氏。但し彼はロリコンウォッチャーだとのこと(本人談)。

冒頭、岡田氏が「ロリコンなんて誰にでもあるんだ、みんなわかるだろ的な番組になってしまいがちですが、してしまいがちな番組は民放にでもやらしておけば良い」といった口調で切り出す。例の番組を指しているのかもしれないね(苦笑)。

この番組は特に討論形式ではなく、キーワードに関する様々な事象をざっくばらんに話し合う番組です。
マイノリティを語り合うのにはこの方がいいでしょう。これ見て不快に感じるならそれでいいという姿勢は非常に潔い。下手に討論すると不快感が別のベクトルへ向かっちゃうからね。

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で、以下はここで話し合われた内容を適当にグループ化しました。
(※以降は私の補足・意見等)

ロリコンタレントは存在し得ない
(※ここでいう「ロリコンタレント」とは合法ロリータアイドルとかじゃなくって、俺はロリコンだぜってのをアピールして売り出すタレントさんのこと。)
同性愛者やオカマキャラのタレントは市民権を得ており、差別すると逆に非難されるが、ロリコンをキーワードに売り出すタレントはいない。
SMクラブは存在しても、ロリコンクラブは存在しない。
同性愛者もSMも人権はある。逆に非難すると差別発言と捉えられてしまうが、ロリコンには人権は無いという説明。

ロリコンという言葉の発祥時点では、それは知的な行為だった
この言葉が作られた当時はSFファンが偉かった時代。エリート志向が強かったので、この言葉は当時のサブカル(※当時はサブカルなんて言葉は無かった)系の人たちにもてはやされた。
吾妻ひでお宮崎駿あたりの漫画・アニメ信仰にも繋がった部分はある。
(※そう、その通りなんだよね。)

ロリコンの恋愛対象は10歳くらいまで
15歳だと、もうどうでも良くなる。
(※ある意味、基本的な定義です。)

ロリコンは対象物を神と崇める
ロリコンは少女の成長を否定することから始まる。これは実は少女マンガファンも同じではないか。
ロリコンは自分の肉体が嫌い。触手などの表現手法は自分が醜いことを意識しているから(岡田氏の分析)。
対象物となる少女は、神の様な存在、純粋さ、といった少女信仰からロリコンというものが発達していった(唐沢氏の分析)。

ロリコンは破滅願望がある
だから「週刊わたしのおにいちゃん」みたいなハンサムなお兄ちゃんが出てくるのは違うんじゃないか?
(この件で岡田氏が海洋堂の社長(?)の首を絞めたとのエピソードを披露。つーか、この「笑いながら首を絞める」というオタク特有の彼の行為、何処かの宿泊施設で見たことあるかも...苦笑)
よく二次元モノではハッピーエンドだったりするが、本当はそうじゃない。リアリティが無いものはダメ。

日本のロリコンの殆どはバードウォッチャータイプ
日本の従来のスケベ行為は覗き行為であったように、それはロリコンでも変わらない。
日本の多くのロリコンは出会っては喜んだり、せいぜい写真を撮るまで。撮ってどうする...ってとこまでには至らない。

海外のロリコンはハンタータイプ
一方、海外ではこの手の話は蓋をする傾向がある。なぜなら彼らは幼女に対して性行為を求めるなど、日本とはレベルが違うから。
欧米人の女性の顔や体型は10歳までとそれ以降は別人なので、(童顔の多い)日本人女性と比較することは出来ない。
(※なので幼女性愛的な願望がストレートに出やすいのは海外の方なんですね。ある意味、狭義的なロリコンはこれでしょう。)

ロリコンは結婚できないは嘘
結婚はできる。
なぜならば娘ができるから(ギャンブルだが)。
ロリコンが他人の幼女をビデオに撮れば犯罪だが、娘ならばそれは単なるホームビデオとなる。
15歳くらいになるともう興味ないから、早く孫娘を生んで欲しいに心が切り替わるそうな。
なので娘にとっては良いお父さんなんだそうな。ロリコンと良いパパは紙一重

児童ポルノはご法度だが、児童のヌードは比較的容易に入手できる
スーパー銭湯ブームや海水浴シーズンでウオッチ可能。
(番組では新潟県聖籠町の温泉施設のパンフレットを提示していた。そこには幼女のヌードが...)
またNHK教育テレビの「パジャマでおじゃま」や投稿ビデオ番組などでも入手可能。
これを持っているだけで犯罪なのに、これが公然と配布・放送されている矛盾を指摘。

最近ではロリコンからコンを外した「ロリ」が主流だがこれは邪道
コンプレックスを否定しているのではないか?
ロリ顔とか萌えとか言う表現もそこから派生しているのでは?
(※ある意味細分化したというべきか、日本人愛好者の多くは本来の自分のポジションが分かってきたというべきか、難しい面があるのですが、これは狭義のロリコンとはまったく別モノですね。)

プロには食指がのびない
例えばモーニング娘。ロリコン的にはNGだろう。何故なら彼女達はプロだから。
プロでも「ひとりでできるもん」までなら許せる。
ねずみっ子クラブ」が出たときは驚いた。ネーミングセンスはどうかと思うが。
ただ間違いないのはロリコンが選んだ少女は売れる。角川映画のヒロインとか。
(※例えが多少古いです。キッズ方面に詳しい方がいらっしゃれば面白かったですね。またこれは前出の「パジャマでおじゃま」などの素人モノなどのリアル志向にも繋がる話ですね。)

ロリコンは横の広がりに乏しい
繋がると誰かが捕まった時にヤバイから。

以上。
とりあえずこんなとこかな。

その他にもロリコンとは直接関係無いですが...

3次元業界はダメダメなんだとか。ここでいう3次元とは、リアル志向の3次元CGモノを指す。伊達杏子とか。3次元作っているヤツはターゲットの嗜好を理解していないという。
最近の漫画雑誌に水着が氾濫しているが、これはロリコンから見ると信じられないという。
立川談志は「くりぃむレモン」を持ってる。但しそれは修正済みの日本版だという。

...な〜んて話もありました。

(多分続きます。)