田村ゆかり/ライブ「さまぁらいぶ☆2004*Sugar Time Trip」@大宮ソニックシティ

今日はアイドル界の両極端な定番、某神宮の花火大会...とか地方アイドル...には行かず(笑)。
まったりとゆかりんのライブへへ行ってきました。

まあ細かい点で無理矢理ケチをつければ多少はありますが、90点以上はあげてもいいんじゃないかという出来でした。
いや、ちょっと辛すぎるかな...今年観たアイドルライブの中では最高レベルの出来だったと思います。アーティスト・オーディエンスの総合力としてね。

セットリストは適当に探して組み立てました(苦笑)。ご指摘あれば何なりと。

M01.Sugar Time Trip 【6th シングル C/W】
M02.Angel Pride【ゲーム「エンジェリック・コンサート」OP】
M03.Love parade 【2nd シングル】
(MC)
M04.わがままな I LOVE YOU 【3rd シングル C/W】
M05.Lovely Magic 【4th シングル】
M06.Super Special Day 【ゲーム「ときめきメモリアル2」キャラクターソング】
M07.空の向こう側に 【6th シングル C/W】
M08.Berry Very Good Love 【やまとなでしこ(ライブのみで発表)】
(MC)
M09.こっちを向いて(大阪) → 月へ行こう(大宮) 【ゲーム「ときめきメモリアル2」キャラクターソング】
M10.夢見月のアリス 【6th シングル】
M11.les larmes de la lune 【2nd アルバム】
M12.Missing Piece(大阪) → つぼみのままで(大宮) 【2nd アルバム】
M13.Little Wish 【新曲、アニメ「魔法少女リリカルなのは」ED】
M14.Baby's Breath 【3rd シングル】
(MC)
M15.summer melody 【1st シングル】
M16.眠れぬ夜につかまえて 【5th シングル】
M17.Honey Moon 【3rd アルバム】
M18.大好きと涙 【3rd アルバム】
(アンコール)
M19.Fortune of Love 【2nd アルバム】
M20.Eternity 【2nd アルバム】

まず楽曲の良さと構成が素晴らしい。
今回はアイドル志向であることは、1曲目を聴いてすぐ解りました。
それは前半はライブ表題となった最新シングルのC/W曲にはじまり、キャラクターソング、シングルおよびC/W曲中心の構成にしたことが大きい。それも恐ろしく質の高い楽曲ばかり。
また、前回はアルバムの発表会的なライブになってしまい、彼女本来のアイドル志向を殺してしまった感があるのですが、そのノリを後半まで我慢したことが幸いしましたね。
これは素晴らしかった。前半に限って言えば本当、自慢していい出来だと思いますよ。

ただ、欲を言えば後半から彼女の世界感が強くなったかな...と感じました。
いわゆる定番曲のオンパレードなんでしょうが、そこに意外性が加われば、アイドルライブとしてもっと完璧になるでしょうね。
「大好きと涙」はアンコール前最後じゃなくて、そのもう一つ前が良かったですね。ここは場数をこなしていけば判ってくるんじゃないかなと思います。

また、本人がモーニング娘。の「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」を意識したと話した「やまとなでしこ」の幻の曲「Berry Very Good Love」もそうですが、随所にハロプロ等のアイドルライブを研究した(と思われる)箇所があります。下手なJ-POPを参考にするより、よほど良いと感じました。

特に影響を受けた部分は生バンドを止め、カラオケライブにしたところでしょうね。
カラオケライブは彼女の歌唱センスや存在感を考えれば、特に疑問を感じさせません。ただ(カラオケライブ共通の課題である)アンコールの物足りなさはここでも出ましたが、それよりもキャラクターソングなど、オリジナル作品ではない曲をピックアップ出来る利点と悦びの方が遥かに大きいですよね。
またバンドがいなくなった空間の物足りなさを、ダンサーに求めたのですが、それも幸いしました。
彼女自信のダンスも特にBメロがオーソドックスな振り(ステップ)で、好感がもてる出来でした。

そんな感じで、久しぶりにポジティブな方向に向かっているライブを観た感じです。
本当に久しぶりだなあ。

        • -

最後にオーディエンスのノリについて。
フリーな応援スタイルだが、集合体になると不思議なほど一体感が生まれるハロプロライブと対極的に、現代風に緩やかながらも深層心理で親衛隊的統率感を求める声優ライブですが、今回はその極みを観ました。
具体的にはサイリウムはほぼピンクで統一。コールは一糸乱れぬ出来映え...などですが、その徹底ぶりが半端でなく、ここまでくるともはや芸術の域。
その面でも最高峰なんだと思います。

で、興味を持たれた方へ。
アイドルウォッチャー的にも、興味がある方は是非一度参加してみるのも良いのですが...いや、このホール・この観客動員数だから(これだけのものが)出来たのだ...とも言えるので、しばらくこのままでいたいよなあ...ってのも本音だったりします(苦笑)。

        • -

追記(笑)。
アップする直前に「はてなダイアリー」の他の言及をチェックしましたが...
ほほお...なるほどねえ...研究云々じゃなくって、そのものズバリってやつですか(苦笑)...これのソースはなんでしょう...?
つーか、そういえばパンフレットとか買ってなかったな(苦笑)。

2004/08/09、09:40頃追記
セットリスト追加。
曲の構成を解説する際に必要でしたので...