GIRL POP FACTORY エイティーズ

GIRL POP FACTORY エイティーズに行ってきました。

このイベントは、「1980年代に活躍した女性アイドルと、その時代に生まれた現在のアイドルの夢の競演」とかいうコンセプトだったのですが、1970年代のアイドルや、平成生まれのアイドルなどが出演するなど、妙にユルユルなイベントだったりします。
多分にフジテレビ721の2004/10/02の23:00から放送しますので、ご覧になりたい方は、楽しみにお待ちくだされば...と思います。

有料入場者は700名前後。
会場は8/9と同様フットサルコート。しかし8/9の2/3のエリアで横幅を圧縮したスタイル。
私は整地番号2桁でしたので、最前は無理でしたが2列目は確保。
開始直前にはアリーナ立見はとりあえず埋まる。
途中からスタンドも埋まったようだ。特にステージ向かって右側のスタンドの観客は何人かの話から推測してフジテレビファンクラブ等の見学者なのかもしれない。
(ちなみに8/9ではハロプロ勢の登場から観覧していました。)

客の構成は鈴木亜美SweetS・Sugarファンと、諸先輩方の当時のファン(ほぼ40歳代前後だろう)がメインだが、意外に目立ったのがプレアイドルファンでオールディーズに慣れ親しんでおり、オリジナルを聴きたくなっちゃいました風の人たち。その方々が大ハッスル。まさか城之内早苗でMIXが聴けるとは思ってもみませんでした(苦笑)。
さらに意外だったのはCXCOファンな人たちの少なさ。個々の活動には殆ど興味ないんだねえ(笑)。よって終始平和な雰囲気でしたよ。

セットリストはこちら

まず、オープニングアクトチェキッ娘関連はこのライブの主旨とは関係ないと思われるので割愛(笑)。

次のエイティーズメドレーは、アイドルポップスとは関係ない曲の連発で最悪の出来。さらに「あなたに会えてよかった」は80'sでしたっけ?...まあ、スタッフにももはや突っ込む程の人間がいないという事か...
メドレーではオリジナルアーティストがスクリーンに表示されるが「Be Together」はTM Networkと表示される。ある意味究極の裏技だねえ(爆笑)。あれは無かった事になっているだろうか???

まあ、それはさておき、個人戦の内容は良かったですよ。

SweetS
新曲「Grow into shinin' stars」と「暑中お見舞い申し上げます」を披露。
いやあ、「暑中お見舞い申し上げます」はこの為に存在したのか(笑)。
つーか、この曲のおかげで老若男女が一体化しました。
ありがとうSweetS(苦笑)。

Sugar
いいねえ。いいんだけど、もうちょっと聴き込まないと判断出来ないかなあ。

鈴木亜美
再デビュー後2回目の視聴。
何故かとっても近くで観れてます。
熱心なファンの出陣があるのかと思いましたが、拍子抜け。つーか、市井紗耶香の道は歩んで欲しくないですね。そんな臭いはプンプンしますけど...

伊藤つかさ
同行者の反応は「当時のジャケット写真と、現在の可愛らしさには感動したけど、曲がマイナーでタカまれないなあ」とのこと。
それって80'sアイドルの最大の欠点なんだけどね。
意外にファン少なかったです。

新田恵利
「真っ赤な自転車」「冬のオペラグラス」を披露。
「真っ赤な...」はソロではなくおニャン子クラブのナンバーで、その後のMCでDVDの宣伝をしていたところから、販促ソングとしての意味があったのだろうか(笑)?
周辺の会話で「あれ高過ぎて買えない」的な話が聞こえてくる事からして、出荷数に見込違いもあったのかもしれない。他の出演者と比較して必死さが伝わる。
真ん中やや右寄りに「新田恵利」のハチマキ&法被を着た方々が数名。熱心に声援しておりました。コールは当時のままでしょうね。確か。

城之内早苗
この子(そーゆー表現使うか(笑))も販促担当だったけど、おニャン子ナンバーは唄わず。そりゃそうか。
おニャン子モーニング娘。...じゃあなかった、ハロプロとの唯一の共通点がこれですね。

柏原芳恵
ほぼ真後ろにメガホンを持ったファンが1名。もしやと思ったが、案の定熱心に声援を送っている姿に感動。
イントロのコールはないものの、「L・O・V・E」とか、エンディングの「よっしえちゃ〜〜〜ん」の2回繰り返しは当時の正統派な応援スタイル。
「L・O・V・E」はプッチモニの「ぴったりしたい X'mas!」の「LOVEラブリー○○」といった現行のコールじゃあなくって、「L(ん)O(ん)V(ん)E」といったゆったり目のもの。これだよね、これ。
この時代はイントロ(あるいは間奏)もこのペースで言葉を埋めていくんだけど、そのノリは意外にMIXにて蘇ったのかねえ...と変に納得(苦笑)。
エンディングはこれもゆっくり目で「(せーの!)よっしえちゃ〜〜〜ん!」「(せーの!)よっしえちゃ〜〜〜ん!」を繰り返すのが当時のスタイルだった様な。いわゆるコントで親衛隊がやる片手を口に付けてやるあのスタイル。懐かしくて涙が出てきただよ(嘘泣)。
個人的には「ハロー・グッバイ」が踊れて満足です。

大場久美子
ウエディングドレス調のフリフリ衣装で登場。
結構精力的なライブとかやっていた様な記憶があるのですが、もうこの年代のファンは少ないのか、コールはなし。
しかし、「スプリング・サンバ」では伝説のホイッスル吹いてましたし、コメットさんのテーマでは改造バトンを披露、本人がとっても楽しそうでした。
このスタイルのアイドルは最近いない(いや、後藤真希「やる気! IT'S EASY」はこのスタイルなんだけど、なかなか続かない)ので、なんとか復活してくれると良いですね。
道重さゆみあたりでやってほしいですね。
個人的には「スプリング・サンバ」が踊れて満足です。

榊原郁恵
ハロプロアイドルのプロトタイプ(原型)、榊原郁恵大先生の登場。
(声質や(当時の)体型からして、現在の安倍なつみのプロトタイプですね。)
彼女自身カラオケで自分の曲を歌い続けているだけあって、メドレーで責める責める。いや、本当に名曲の数々...やっぱり自分の曲に愛着あるんですね。
本当、あのころを思い出しました。感激です(苦笑)。
彼女のみ、紙テープが投げられる。投げられた跡から推測して、先頭ブロックと第2ブロックの間の通路スペースから投げられたと思われる。多分スタッフの仕業だろう。但し大半はステージに届かず(苦笑)。

総論
下手な小細工せず、総じて自身の代表曲を歌ってくれたので大満足。
2曲ずつの披露は番組収録構成上致し方ないことだが、ブランクもある方もいらっしゃったので、これでOKだろう。
同行者はプレアイドルハロプロ以外のアイドルを良く観ている若いファンと、ハロプロにどっぷり浸かっている25〜30歳前後のステレオタイプのファンの2名だったが、若いファンは、プレで唄われている曲よりやや古かった様で、退屈な場面もあったようだが、コール等、当時のノリを確認出来て大変勉強になった様子で、それだけでも来た価値があっただろう。
またハロプロファンの意見としては、80'sより70's(大場久美子&榊原郁恵)の方が感触が良かった様だ。特に「いぬいぬさんがいつも言っている、『ハロプロ70'sアイドルポップス説』の意味が分かった様な気がします」で、やっと解ってくれたか...と。

今後の希望(あればだけどさ)
ハロプロ勢の出演が無いのが残念。今回の構成ならば、オールディーズを歌っているW(ダブルユー)を出してほかった。ないしは70'sアイドル志向な松浦亜弥、90'sアイドル志向な後藤真希でも良い。器用さは彼女達が数段上手。オールディーズ歌手達との競演も可能だったでしょうね。
それとメドレーがあまりに貧弱。せめて花の82年組ナンバーで責めるとか、フジテレビのスケ番刑事の主役のヒット曲に統一する等のアイディアが欲しいです。
またオールディーズ側で観たかったのは(松浦亜弥のプロトタイプの一人である)石野真子と、おニャン子でも特にキュートさがウリだった渡辺美奈代。また1990年代になってしまうけど三浦理恵子もいいでしょう。この3人が出ると、盛り上がり方も違ってくるよね。
それと、花の82年組で一人出して欲しかったよね。出来たら堀ちえみがいいでしょうね。
コール表もありますしね:-)