松浦亜弥/ライブ「松浦亜弥コンサートツアー2004秋 〜松◇クリスタル◇代々木スペシャル〜」@国立代々木競技場第一体育館

行ってきました。代々木へ。
つーか、色々あって開場1時間前に到着。

さぞかしグッズ売り場は大混雑なんだろう...と思いきや、全くのスカスカ状態。
もう既にツアーはスタートしているし、代々木限定グッズ意外はいつでも買えるという状況下じゃあ、さすがに列は出来ないですね。
(それでもライブ終了後には混雑しておりました。)

しかし...雨が降っていることもあるのですが、人がまばら。
なんかいつものホール級のライブの空気が流れている。隣りでやっているEXILEへ向かう人の方が勢いがあるなあ。色んな意味で。

それでも開場時間に近づくとそれなりに活気がでてくる。
夜の部の入場前には何故かモーニング娘。曲に合わせて踊っている一団もいる。練習はこの日のこの時間にしか出来ないのか!?...ファンもシャッフルユニット状態だ(苦笑)。

とりあえず入場。
私は昼夜参加したが、レポは主に昼の部中心に。

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今回は入場者全員にトレカを配布。鈴木あみ@武道館みたいです。
おまけに貰ったトレカは昼夜違うもの。多分に昨日のものも違うのだろう。

公称は3回で3万人であるが、まあそれよりは若干少ない程度の集客はありました。
ほぼ企業タイアップなしの状況*1で、この集客は大健闘だと思う。

昼の部は2階上段半分が空席。これは一般発売分(含む当日券)だろう。また夜の部は一般席が埋まる一方で、ファミリー席の空席が目立った。
特に気になったのが子供たちの減少。
男女比は10:1〜20:1の範囲内。モーニング娘。の女性ファンはヲタ系の恰好で応援するパターンが増えているが、あややの場合は一応一般人風の女性が目立った。但しサイリウムは忘れない。

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あややを見るのは実に1年ぶり。
一時期のライブのマンネリ加減から一度ライブ会場から遠ざかっていましたが、初のアリーナクラスのライブですし、何か変わったことが起きるのではないか?と期待はしていましたが、徐々にその片鱗を見せ始めています。

女性アイドルはイメージチェンジが不可避で、殆どのアイドルがこれで失敗するのですが、あややもそろそろその時期に差し掛かっています。
その時期にあえてアリーナ公演を行うという意義ってなんでしょう?
その答えを見ることが出来ました。

アイドルとしては楽しく解りやすく、CDやPVのレベルも非常に高い彼女ではありますが、これがコンサートとなると”お決まり”的な内容になりがちで、個人的には今ひとつ盛り上がるところまでには至らなかったのが正直な印象。

ところが、今回はバラード中心の展開で、まったりしたライブ。今までの無敵感は影をひそめ、逆に彼女の弱い部分だけが目につく。
いや、逆に弱い部分をさらけ出したからこそ、アンコール時の「また来て下さいね」言葉に初めてリアリティーを感じました。

そう、今のあややはサナギのようなもの。
その孵化をなるべく多くの人に見てもらいたいってことだと勝手に解釈しています。

やはりというか、子供のファンの減少を肌で感じましたが、それを差し引いても、コレだけの大規模ライブでそれを披露できたのはいいね。

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そう言えば、再コール前に「最後の曲になりました」ってお決まりのセリフが無い(昼夜とも)のも素晴らしい。
まあ普通、洋楽ライブに「サイゴノキョクニナリマシタ」「エー!」ってのは無いのですが(笑)、それに近い感覚ですね。
このお陰でアンコールお決まりの「あーやや」ってコールが直ぐに始まりませんでしたが、これだけでもファンの自主性というか、皆も一緒に変わって欲しい感が伝わってきます。

またアンコールもヲタ芸の入る余地の無い曲を披露。手を大きく左右に振るという、普通のライブの普通のノリで一体感を出す手法で攻めてきます。
そう考えるとシングルA面曲である曲群がメドレー化する中で「I know」が生き残ったのも頷けるんじゃないかなあ。

なので、「THE LAST NIGHT」での静寂シーンでは、ファンも静寂化したほうが良いだろう。

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おまけのお楽しみコーナー(笑)。

双眼鏡で覗くとステージ左右にスタッフ様のエリアがある。
最初生バンドか?...と勘違いしたが、どうやら卓の模様。しかしアリーナ後方にもスタッフのエリアがあったので、何のためにそこに配置したのかは不明。

アンコールの「ツップリ」のライブでは、ちゃんとグリコのロゴ(モーショングラフィック)が大画面に映って皆驚く。

昼の部はアリーナのほぼ最後尾。
俺が最後尾っちゅーってことは、後ろに何かあるに違いにない...と電波出しまくりで入場したのだが、おお!最後尾にもステージがあるではないか?
実はヒットメドレーはその後方のステージで行われたのだが、周辺にはそれ目当てで入場した人達も多く、それが始まるまで座っている人もちらほら。
で、こっちへ来たらウォーッ!って感じで、終わったらダラ〜って感じ。

さて、そのお楽しみコーナーなんですが、文字通りのお楽しみコーナーとなりました(笑)。

えーっと、あややクレーンに乗りますよね。で10m程の高さで付近を一周するのですが、その際ウチらはモロ見上げる状態になるんです。で、クレーンがウチらの真上に来た時...

見えました... おぱんつが...

当然のことながら周りはざわめく。
「ヤベーよ!」っていう声が周りから一斉に聴こえてくる。
で、同行者曰く。

「俺たちは勝組みだ。」

同感。

また、途中スクリーンプレイが2回あったのですが、2度目のインタビューの最中、中央にいるあややが数秒間透けて見えるのです。
それは、着替えている様にも見える。この時もざわめいていましたね。
また、スタッフがウチワを扇いであややを冷却しているシルエットも映っておりました。

とまあ、この部分でもイメージチェンジなんでしょうね(苦笑)。

*1:愛・地球博からこのライブへ足を運ぶことはないだろう。