電子透かしとJ-MUSE(その1)

その前にお断り。
例の記事に関する某日記を私も読みましたが、私には関係ないのでリンクされても無視することにします。

あえて炎の中に身を投じるバカな行為かもしれませんが、昨日の台風よりはましでしょう。
(おかげで内容を大幅に変えましたが、逆に的を絞ることが出来たかな(笑)。)

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一応いくつかのサイトの意見を読みましたが、意見は「閣下の日記 -修論激闘編-」さんに近いかな。

つか、見た目企業ヤクザ風なのが原因の根本なのかも。

個人的にはiPodが一番身近な問題なんだけど、これはハードウエアメーカー側の意見もあるでしょうから、その方面の意見を聞いて判断したいと思います。

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それはそうと、また出てきましたね。「J-MUSE」が。

「J-MUSE+電子透かし」についてはあまり騒いでないようですので、私はこちらにターゲットを絞ります。
下記の過去記事に詳細が載っています。

JASRACとRIAJ、電子透かしを入れた音楽ファイルの有効性を確認(2003/01/22付)
JASRACの違法音楽配信サイト対策(2003/02/17付)

例の記事にある「実験」はこのことを指しているのでしょう*1

ちなみにRIAJ(社団法人日本レコード協会)が使用したConfirMediaも併せて参照した方がよいかも。

また、CCCDの代用として電子透かしを利用することに関しては...

ところで、電子透かしには、コピーコントロールとして使える技術も存在する。2002年から流通しているCCCDと違って、音楽CDの仕様に準拠した“コピーコントロールCD”が作成可能だ。しかし、JASRACでは、必ずしもその方向へ行くべきだと積極的に考えていないという。菅原氏は、「著作権保護技術というものはさまざまなものがあって、なんでもかんでも1つの技術でやらなくてはいけないということはないし、複数の技術を組み合わせて施したほうがいいとも思っています。そのためには、全体のコストが下がることが必要でしょうね」と語る。さらに、「ある電子透かし1つで全部をやろうとすると、例え、それを非可逆なものにしたとしても、なんらかのクラック技術というものが生まれてくると思います。理論的には可能なはずですよね。だから、複数の技術を用途別に使い分けておくということは、耐性が強くなるということにつながると思っています」という。

...にもある通り、多分にそちら方面に向かってはいないのでしょう。JASRACのいう電子透かしはSACDの様な、あからさまな複製(ディスク)禁止技術への応用を指してはいないんじゃないかな。

むしろ、第三者における二次使用のことを主眼においている印象。*2

いわゆる個人使用の範囲まで土足で入られると、不快感が沸いて出そうな話ですが、そうなったら対処すればいいと思います。

*1:裏実験もあるようですが...

*2:金絡みだからね。